「すべて僕のせいと批判されるのに疲れた…」メッシ、バルサでのあらゆる問題に“本音”を漏らす

2020年11月19日 サッカーダイジェストWeb編集部

グリエーズマンの元代理人から「トラウマをつくられた」と揶揄され…

バルサで批判に付きまとわれているメッシは思わず本音を漏らした。 (C) Getty Images

 バルサの大黒柱リオネル・メッシが"本音"を漏らした。

 長年、チームを牽引してきた稀代のクラックが、今夏にバルサ退団を巡って世界を騒がせたのは周知の通りだ。サッカー専門メディア『Goal.com』のインタビューで、「本当のところを言えば、このクラブには明確なプロジェクトがない」とバルサの現体制を批判した。

 最終的に「僕は人生のクラブと戦争はしたくない」と語ったメッシが21年6月の契約満了時までの残留をひとまず明言。だが、クラブを揺るがすほどに発言力が増した10番に対する地元メディアの風当たりは強まったままだ。

 今月11日には、2016年までグリエーズマンの代理人だったエリック・オルハッツ氏がフランス誌『France Football』で、「メッシは皇帝であり、君主であり、グリエーズマンの加入をよく思っていなかった。本当にトラウマをつくったのは彼だ」と口にしたことが、スペイン紙『Marca』を中心に拡散され、アルゼンチン代表FWは、再び批判の矢面に立たされることとなった。
 
 クラブでの深刻さが窺える状況にメッシも限界に来ているのかもしれない。現地時間11月18日にカタール・ワールドカップの南米予選を戦い終え、バルセロナに舞い戻った10番は、事前書類を求める税務調査官との遭遇で苛立ちを募らせながら、空港での取材に次のように漏らした。

「このクラブでのこと全てが、僕の問題だと批判されることに疲れた。15時間以上のフライトを経てここまで来て、突然、税務調査官に遭遇するなんて、バカげている」

 現地11月21日に開催されるラ・リーガ第10節ではアトレティコ・マドリーとの大一番を迎えるバルサ。その状況での大黒柱の発言は、チームにいかなる影響を及ぼすだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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