「ブッフォンやピルロも…」デンマークの悪童が明かすサッカー界の“喫煙事情”「誰かしらが吸っている」

2020年11月17日 サッカーダイジェストWeb編集部

「バスルームに“仲間”がいた」ユーベ時代の仰天エピソード

デンマークの悪童ベントナー(左)は、ブッフォンやピルロらも喫煙していたことを明かした。 (C) Getty Images

 デンマークの"悪童"の赤裸々な告白がまたしても話題を呼んでいる。

 仰天エピソードを語ったのは、元デンマーク代表FWのニクラス・ベントナー。17歳だった2005年に、あのアーセン・ヴェンゲル監督に見出されて、アーセナルでプロとしての人生をスタートさせた大型ストライカーだ。

 アーセナルのほかユベントスやヴォルフスブルクなどでプレーしたベントナーは、一晩で10万ポンド(約1400万円)を失った逸話をもつギャンブルや夜遊び、そして遅刻などピッチ外での話題が絶えず、"悪童"としてのイメージが定着している。

 現在32歳で母国の4部クラブに所属しているベントナーは、これまでもあらゆるメディアを通して、破天荒だった自身のキャリアの最盛期を回想してきたが、現地時間11月14日に公開された英公共放送『BBC』のインタビューでも赤裸々に振り返っている。

 今回明かしたのは、12-13シーズンに1年間だけ在籍したユベントス時代のエピソードだ。加入当初、「イタリア語がろくに喋れなかったから苦労していた」というベントナーは、クラブハウスに備え付けられているバスルームで「仲間を見つけた」という。

「ある練習が終わって、バスルームに向かったら"仲間"がいたんだ(笑)。12人ぐらいの選手やスタッフがタバコを吸いながら、コーヒーを飲んで、冗談を言い合っていたんだよ。ここは素晴らしいと思ったね。すぐにその輪の中に俺も入ったよ。おかげで打ち解けられもした」
 
 その喫煙者たちの中に、あのアンドレア・ピルロ(現ユベントス監督)やジャンルイジ・ブッフォンがいたと明かしたベントナーは、こう続けている。

「あれだけのレジェンドたちを前に何が言えるっていうんだい? 実際、彼らのキャリアとプロ意識は凄まじいものだったよ。喫煙をしているようには誰にも感じさせないぐらいにね」

 そして「少なくとも俺が所属したクラブは、どこでも誰かしらが吸っていた」と明かし、最後に正直な想いを口にした。

「おかしな話さ。イングランドじゃマリオ・バロテッリなんかがタバコを吸えば、『喫煙をするサッカー選手だ』と新聞のネタにされる。でも、裏じゃ誰かしらが吸っているんだ。とくにイタリアではそれがよりポピュラーものだったんだ……」

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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