【J1採点&寸評】名古屋1-0FC東京|規格外の勝負強さ!土壇場PKゲット&決勝弾のマテウスをMOMに選出!

2020年11月16日 今井雄一朗

名古屋――前半、後半を通じ失点のリスクは最小限に抑え込んだ

【警告】名古屋=G・シャビエル(29分)、前田(81分) FC東京=森重(36分)
【退場】名古屋=なし FC東京=なし
【MAN OF THE MATCH】マテウス(名古屋)

[J1リーグ27節]名古屋1-0FC東京/11月15日(日)/豊田ス

【名古屋vsFC東京】ハイライト動画&詳細マッチスタッツ

【チーム採点・寸評】
名古屋 6.5

前半を支配し、後半は押し返されつつも失点のリスクは最小限に抑え込んだ。勝点3はマテウスの個の力が呼び込んだが、それも含めてこの試合を勝つための流れにできていた。
 
【名古屋|採点・寸評】
GK
1 ランゲラック 6

相手の決定機は一度だけ。シュートストップという点では仕事の少ない試合ではあったが、守備陣の要としてそつのないプレーで守備陣に良い意味での影響を与えなかった。

DF
34 オ・ジェソク 6.5

3試合ぶりに右サイドバックで出場したが、対策をしていたというアダイウトンとのマッチアップは大迫力の立ち回り。強力な外国籍FWたちに仕事をさせなかった。

4 中谷進之介 6
コロコロと入れ替わる相手の1トップに冷静に対処し、カバーリングの間合いも広く守備陣を引き締めた。PKが決まった瞬間に喜びを爆発させた姿は実に熱かった。
 
3 丸山祐市 6
リスクマネジメントを第一に据えたプレーは試合の流れを崩さず、チームにとっては明確な指針として大きな存在感を放った。

23 吉田 豊 6.5
オリヴェイラとのマッチアップはフィジカル勝負あり、駆け引きの妙ありと実に楽しめた。機を見たオーバーラップも精力的で、ゴール前でのフィニッシュまで見せた。

MF
25 前田直輝 6.5

本職のFW不在の事態の中、流動的な攻撃の起点となって巧みなボールレシーブの動きを見せた。決定機は決めたかったが、それ以上にチームの攻撃に緩急をつけた働きは大きい。

15 稲垣 祥 6.5
中盤の主導権争いで頑強さを見せ、セーフティファーストなプレー選択でもチームの意識を統一させた。ボール奪取、50:50の状況の制圧など、職人の仕事が光る。
 

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