【日本代表】ハリルホジッチ新体制・初陣メンバーの近況レポート|国外組編

2015年03月20日 遠藤孝輔、松澤浩三

FW編:シュミット新体制下でも岡崎は不動のエース。

不振のチームにあって、ゴールからも遠ざかっている本田。とはいえ、調子自体は悪くはない。 (C) Getty Images

 ハリルホジッチ監督率いる新生ジャパン。Jリーグでプレーする国内組に続いて、国外組の近況チェックをお届けしよう。
 
【日本代表PHOTO】ハリルホジッチ体制の初陣メンバー|FW&MF編
 
FW
本田圭佑(ミラン)

今季成績(セリエA):22試合・6得点
 
 アジアカップ以降、7試合出場・無得点(コッパ・イタリア1試合を含む)。チーム自体が混乱状態にあるなかで、決定的な仕事ができない背番号10への風当たりは強い。頻繁に変わる戦術の関係でスタメンから外れることもしばしばだが、決して指揮官の信頼を失ったわけではなく、攻守での献身的なプレーは一定の評価を得ている。すでに国内カップも敗退してリーグ1本に絞られており、疲労の蓄積は少なく、コンディションは悪くないだろう。
 
FW
岡崎慎司(マインツ)

今季成績(ブンデスリーガ):23試合・10得点
 
 2月17日に発足したシュミット新体制下でもエースの座は揺らいでいない。24節のボルシアMG戦で10試合ぶりのゴールを奪うと、続くアウクスブルク戦でシーズン得点数を二桁に乗せた。底知れぬスタミナや献身性も健在だ。
 
FW
大迫勇也(ケルン)

今季成績(ブンデスリーガ):19試合・2得点
 
 24節のフランクフルト戦で4試合ぶりに先発から外れるも、秀逸な飛び出しを見せた79分にシーズン2点目をゲット。ボールに絡む頻度が限定的とはいえ、動き出しの質は結果から遠ざかっていた頃から悪くない。
 
FW
乾 貴士(フランクフルト)

今季成績(ブンデスリーガ):21試合・1得点
 
 2試合ぶりに先発した直近のパーダーボルン戦で躍動。得意のスルーパスと丁寧な横パスを駆使し、チーム最多となる4~5アシスト目を記録した。フランクフルトの首脳陣は今シーズン末で切れる契約の延長を示唆する。
 
◆バックアップメンバー
FW
柿谷曜一郎(バーゼル)

今季成績(スーパーリーグ):11試合・2得点
 
 3月4日のスイス・カップ準々決勝が大きな転機に。昨年11月以来の公式戦出場を果たすと、4部のクラブを相手に格の違いを見せつけるハットトリック。直近2試合のリーグ戦とCLのポルト戦ではジョーカー役を担った。

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