「全員が弱腰だ」低迷中のマンUに“闘将”キーンがブチギレ! 「一緒に戦って、塹壕に入りたいとは…」

2020年11月04日 サッカーダイジェストWeb編集部

「今のユナイテッドには誰も男らしいやつなんていない」

かつてユナイテッドの黄金期の象徴とも言える存在だったキーン(左)が、古巣の現状を痛烈に非難した。 (C) Getty Images

 マンチェスター・ユナイテッドへの風当たりは日増しに強まっている。

 去る11月2日に開催されたプレミアリーグ第7節で、上位進出を争うアーセナルに0-1と敗れたユナイテッドは、リーグ戦6試合で2勝1分け3敗と負け越しており、順位も首位リバプールから9ポイント差の15位と低迷している。

 序盤戦で躓き、チーム目標でもあった「盟主復権」に早くも暗雲が立ち込めているユナイテッド。そんな名門の黄金期を知る"闘将"ロイ・キーンからは厳しい言葉が飛んでいる。

 かつて"サー"アレックス・ファーガソン政権下で絶対的なキャプテンとして君臨したキーンは、アーセナル戦を中継していた英衛星放送『Sky Sports』のハイライト番組内において、今のユナイテッドの課題を問われ、「どこから始めるべきかな? クオリティーなんてあったもんじゃない」と厳しく非難している。

「全員が弱腰で、チームが解体されることを待っているようにしか見えない。エネルギーや情熱、そしてクオリティーは明らかに欠如している。後半なんて誰も落ち着きがない。ハッキリ言って酷過ぎる」
 古巣をばっさりと切ったキーンは、さらに「男らしいやつなんて誰もいなかった」と辛辣な批判を続けた。

「今のユナイテッドには誰も男らしいやつなんていない。一緒に戦って、塹壕に入りたいと思うようなやつがね。つまり信頼できる人間がいないんだよ。本当に心配だよ。おそらく今のままでは、オレ(スールシャール監督)は仕事を失うだろう。誰もハングリーじゃないし、何も意欲が感じられない。復活? そうなるにはまだまだ長い道のりがあるよ」

 現地時間11月4日にユナイテッドは、バシャクシェヒルとのチャンピオンズ・リーグ第3節に臨むが、周囲の喧騒を落ち着かせるパフォーマンスを見せられるのか。ここでも黒星となれば、オレ・グンナー・スールシャール監督の進退問題が熱を帯びかねないだけに、是が非でも勝利を掴みたいところだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

次ページ【動画】「お前、覚えておけよ!」キーンvsヴィエラの大乱闘シーンはこちら

みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事