【J1ベストイレブン】「役者が違う」印象度抜群のプレーを披露した川崎のバンディエラが初選出&今節最高評価!|25節

2020年11月02日 サッカーダイジェストWeb編集部

敗れはしたが個の力を十分に示したディエゴ・オリヴェイラもチョイス

【25節のベストイレブン】

 J1リーグは、10月31日に各地で、第25節の7試合が行なわれた。ここでは、今節の試合からサッカーダイジェストWeb編集部が選定したベストイレブンを紹介していく。

 川崎フロンターレのレジェンドが圧巻のパフォーマンスを披露した。

 40歳の誕生日当日に行なわれたFC東京との"多摩川クラシコ"で先発を飾った中村憲剛は、1-1に追いつかれて迎えた74分、左サイドを突破した三笘薫のグラウンダーの折り返しに絶妙なポジショニングでゴール前に詰め、左足で合わせてネットを揺らす。見事勝ち越しゴールを奪いチームを12連勝に導き、トップ評価の「8」をマーク。怪我での離脱もあって今回初選出となった川崎のバンディエラを今節のMVPとした。

 またこの試合において、川崎からは先制点に繋がるPKをお膳立てし守備でも多大な貢献をした守田英正を、対するFC東京からは献身的なプレーを続け、巧みな仕掛けから相手GKのニアを抜く強烈な一発で得点を挙げたディエゴ・オリヴェイラを選出した。
 
 10戦負け無しの3連勝を達成した2位のガンバ大阪から2選手をチョイス。苦しい時間帯に流れを引き戻す同点ゴールをゲットした井手口陽介、投入直後のセットプレーで決勝弾を決めたパトリックと、両選手ともに2回目のベストイレブンとなった。

 敵地で完封勝利を収めた名古屋グランパスからも2選手をセレクト。中谷進之介は得点ランク2位のエヴェラウドを抑え込むなど最終ラインを引き締めた。マテウスはペナルティエリア内でこぼれ球に反応しPKをもらうと、終盤には追加点を挙げ2ゴールに絡む決定的な仕事をやってのけた。

 そのほか、スコアレス決着となったベガルタ仙台とサンフレッチェ広島の一戦からは、両チームの無失点の立役者を選択。前者はファインセーブを連発した守護神のヤクブ・スウォビィクを、後者ではロングボールを跳ね返し、終盤の猛攻時にも対人の強さを発揮した荒木隼人を選んだ。

 7試合ぶりに無失点で終えた清水エスパルスからは、守備での貢献が目立ったヴァウドとヘナト・アウグストの助っ人コンビを選出している。

【PHOTO】J1第25節"ベストイレブン"に選出された11人を厳選ショットで紹介!
 

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