「決定的だった」「注意深さがない」6戦連続先発の冨安健洋に現地メディアは賛否両論! 4試合ぶりの勝利に貢献も…

2020年11月01日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

及第点以上の評価がある一方で…

今シーズンはCBとしてプレーしている冨安。(C)Getty Images

 ボローニャは10月31日、セリエA第6節でカリアリと対戦し、ホームで3-2と勝利した。2度にわたってリードを許したものの追いつき、ムサ・バロウのドッピエッタ(2得点)などで逆転勝利。公式戦2連勝を飾り、リーグ戦では連敗を3で止めて4試合ぶりに白星を取り戻した。

 冨安健洋は6試合連続でCBとして先発フル出場を果たした。15分のカリアリの先制シーンでは、ジョアン・ペドロにゴールを許したが、逃げ切りを目指していた終了間際には、ペナルティーエリア内でアルベルト・チェッリがシュートを放つのを阻んでいる。

 イタリア・メディアの採点は、及第点の6点前後に分かれた。衛星放送『Sky Sport』や『Sport Mediaset』は、6.5点と好評価。『TUTTOmercatoWEB』も6点をつけている。

「前半はまずまず。それから集中力を高め、正確なストップに戻った。最後のチェッリに対するカバーは決定的だった」

『Gazzetta dello Sport』と『Corriere dello Sport』の両紙も及第点評価。ともに先制点の場面では責任があると指摘したうえで、前者は「カリアリが前線を増やした後半は切り抜けた」、後者は「いつものように奮闘し、惜しむことのない試合をした」と評している。
 
 一方、『Calciomercato.com』と『bologna SPORT NEWS』は、5.5点と及第点を下回る評価だった。

 Calciomercato.comは先制点の場面を指摘したうえで「注意深くなく、明晰さを欠いた」と批判。ただし「最後は良くなった」ともつけ加えている。

 だが、bologna SPORT NEWSは「先制場面でマークしていたジョアン・ペドロを完全に見失ったのは、新たな役割の動きやポジションを理解するのにまだとても苦労していることを再確認させた」と、先制を許したシーンがCBとしての安定度に疑問符をつけると指摘した。

 ボローニャは11月8日の次節でナポリと対戦する。いまだリーグ戦でのクリーンシートがない冨安ら守備陣は、強敵相手に今季初の無失点を目指す。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部
 
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