「お祭りの場を提供していた…」マンC戦完敗のマルセイユ、仏メディアは酒井宏樹の出来にも辛辣評価!

2020年10月29日 サッカーダイジェストWeb編集部

シーズンの分岐点ともなりかねない完敗劇

酒井(左)にとってもマルセイユにとってもマンC戦は悪夢の一夜となった。(C)REUTERS/AFLO

 現地水曜日に行なわれたチャンピオンズ・リーグのグループステージ第2節、マルセイユ(フランス)vsマンチェスター・シティ(イングランド)の一戦は、アウェーの後者が攻守両面で前者を圧倒し、3-0の完勝を収めた。

 その試合で先発フル出場を果たしたのが、マルセイユの日本代表DF酒井宏樹だ。この日は5-3-2システムの右ウイングバックを担い、マンCの怒涛のごとく押し寄せる猛攻に終始苦しめられた。周囲との連携も欠きがちで、お得意の攻撃参加も鳴りを潜め、持ち味を発揮できないままに90分間を戦い終えた。

 一夜明け、フランスの各メディアはOM(マルセイユの愛称)に手厳しい評価を与えた。地元の大手新聞『La Provence』は「アンドレ・ヴィラス=ボアス(監督)のチームは絶望的な戦いを続けた」とこきおろし、公開した選手・監督の採点は軒並み目を覆いたくなる数字に。10点満点で最高点は4点のMFネマニャ・ラドニッチで、最低点は監督やDFレオナルド・バレルディらの2点。酒井にも3.3点という評点が付けられている。
 老舗のサッカー専門誌『France Football』は2選手が3点の最低点で、酒井は4点。こちらも最高点は5点止まりだった。そして酒井に両チームを通じて最低評価を下したのが『Foot Mercato』だ。バレルディ、MFヴァランタン・ロンジエとともに3点とレイティングされ、次のような寸評を添えられた。

「サカイは(マンCの)フィル・フォデンを抑え込むことに集中していたが、対応が遅く、結果的にオレクサンドル・ジンチェンコとフォデンにお祭りの場を提供していた。後半は攻撃参加の意図が感じられてトライはしたものの、それも限定的に終わる。この数か月間、OMサポーターはサカイのプレーにストレスを溜めてきた。昨夜の出来によって"和解"はさらに難しくなったか」

 これでマルセイユはCLで開幕2連敗のグループ最下位。リーグ・アンでは8節を終えて4勝3分け1敗の4位とまずまずのスタートを切ったが、今回のマンC戦の完敗がシーズンにおけるひとつのターニングポイントとなるかもしれない。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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