「ずっとベンチにいるつもりはない」インテルで苦戦のエリクセンが不満を吐露! 早期退団も示唆!? 「もっと貢献したい…」

2020年10月10日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

コンテ戦術の適応に苦しみ…

期待を寄せられてインテルへやってきたエリクセンだが、カルチョでの適応に苦しんでいる。 (C) Getty Images

 今年1月のマーケットでトッテナム・ホットスパーからクリスティアン・エリクセンを獲得した際、インテルはミラノ市内にあるスカラ座でドレスアップした本人の写真を使って盛大に発表した。その豪華なロケーションでの一枚は、補強の重要性を意味していた。

 だが、エリクセンのイタリアでのキャリアは、本人が想像していたようなものにはなっていない。アントニオ・コンテ監督の戦術への適応に苦しみ、思うように出場機会を得ることができていないのだ。

 そうしたなかで迎えた10月8日のフェロー諸島との国際親善試合でゴールを記録したエリクセンは、イタリア衛星放送『Sky Sport』のフラッシュインタビューで、「クラブでこれまでなかった状況にある」と話している。

「イタリアで堂々とスタートしたけど、それからパンデミックもあった。もちろん、そういう経験をしているとなかなか我慢はできないものだ。ベンチにいることを望む選手はいない」
 
 今夏にはフィットしない状況から、インテルがマーケットで放出する可能性も騒がれていた。ただ、エリクセンは「オファーはなかった」と明かした。

「何か具体的なことがあったら、代理人が僕に伝えていたはずだ」

 いずれにしても、エリクセンは停滞気味になっているキャリアの巻き返しを狙っている。デンマーク代表MFは、「もちろん、この秋の間、ずっとベンチに座っているつもりはない。監督もそのつもりではないことを願う」と語った。

「短期間に多くの試合がある。代表も3試合だ。クラブに戻ればチャンピオンズ・リーグも始まる。だから、試合はたくさんあるんだ。きっと自分の出場機会があると思っている。より多くの選手の貢献が必要になるんだ。自分も貢献したいと思っている」

 現状への不満を漏らしつつ、コンテにメッセージを発したかたちだ。インターナショナルウィーク明け、インテルはミランとのダービーというビッグマッチを控えているが、この大一番でエリクセンに出場機会は訪れるだろうか。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部

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