「メッシを引き離したかっただけ」スアレス、再び古巣バルサを痛烈非難! 「構想外は告げられる前から知っていた」

2020年10月10日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

バルサに再び吠える

追い出されるようにしてアトレティコへ移ったスアレスは古巣の決断を非難している。 (C) Getty Images

 今夏にロナルド・クーマン新監督を招聘したバルセロナで構想外となり、アトレティコ・マドリーに移籍したルイス・スアレスは、古巣への不満を隠すつもりはないようだ。

 米スポーツチャンネル『ESPN』のインタビューで、スアレスはバルサが自分とリオネル・メッシを引き離そうとしたとの見解を示している。

 バルサ側が構想外に至った理由について、「(バルサの見解には)たくさんの矛盾がある」と指摘したウルグアイ代表FWは、「財政問題なら解決策を探していた。スポーツ面の理由なら理解していた。彼らがこういう決定を下した理由が自分には明確じゃない」

「彼らは僕をメッシのそばから取り除きたかったのだと思う。僕とレオの仲が良いのが嫌だったのかもしれない。彼が僕といるのを望まなかったのだろう。ただ、それがチームの損害になる理由が僕には見当たらないけどね。

 僕らはピッチで常に互いを探していた。でもそれはチームのためだ。バルサはメッシにもっとチームメートたちとプレーしてほしかったのかもしれない。僕らを引き離したがる理由がほかに見つけられない。僕たちはピッチでうまくいっていた」

 周知のように、今夏にはメッシも移籍を志願したが、最終的に残留することになった。この騒動についてスアレスは、「去るという彼の決断を尊重すべきだった」とバルサを非難。今後については「レオはバルセロナにとって自分が意味することを知っている」と話した。

「彼は想像もできないほどのことをクラブに与えてきた。彼はナンバーワンで、ベストで、そして幸せであり続けなければならない。

 メッシが別のクラブでプレーする可能性はあるかもしれない。でも、彼が快適で幸せなら、そして新しい経営陣になれば、残留を望むだろう。友人として、彼がバルサでうまくいくならうれしい。でも、別のクラブに行かなければいけなくても、それは同じだよ」
 
 さらにスアレスは、「彼らのやり方は本当に僕と家族を傷つけた。正しくなかった」とコメントし、「クーマンに『構想外だ』と言われたが、どうなるかは10日も前から知っていた。メディア報道で見たことをクーマンが認めただけだ」と、自分に対するバルセロナの姿勢を改めて非難している。

「メディアを通じて知る前に、少なくとも電話で説明してもらうにふさわしかったはずだ」

 アトレティコでのデビュー戦で2得点を挙げ、新たなキャリアを歩み始めたスアレス。だが、古巣とのいざこざはいまだ遺恨となっているようだ。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部
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