C・ロナウドがピルロ新監督に抱いている“とても大切な想い”とは?「まだ早すぎるけど…」

2020年09月28日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

ローマ戦で2ゴールの背番号7が語った新監督は…

試合後にガッチリと握手を交わすC・ロナウド(7番)とピルロ新監督(右)。 (C)Getty Images

 ユベントスは9月27日、セリエA第2節でローマと敵地で2-2と引き分けた。アンドレア・ピルロ監督は、サンプドリアに3-0と快勝した開幕戦に続く連勝を逃している。

 ジョルダン・ヴェレトゥにドッピエッタ(2ゴール)を許し、後半にアドリアン・ラビオが退場して数的不利になったユーベを救ったのは、エースのクリスチアーノ・ロナウドだ。

 C・ロナウドは44分に自らハンドを誘発して得たPKを決めると、69分に滞空時間の長いヘディングシュートで同点弾。ヴェレトゥと同じドッピエッタで、10人のチームを生き返らせた。

 イタリア紙『Gazzetta dello Sport』によると、C・ロナウドは試合後に「僕らにとっては1ポイントを稼いだ形だね。シーズンが終わったときに、その1ポイントが重く響くことになるかもしれない」と話している。

「ビハインドを背負ってから、難しい試合になることは分かっていた。でも、僕たちは重要な1ポイントを手にしたよ」
 
 マウリツィオ・サッリ前監督の下では、時折不満げな様子を見せていたC・ロナウドだが、指導未経験ながらクラブのレジェンドであるピルロには信頼を寄せているようだ。そしてそれは、ほかの選手たちも同じなのかもしれない。

 C・ロナウドは「ピルロになって、チームはより満足していると思う。まだシーズンが始まったところで、フィジカルは好調だ。チームの未来は明るいと思う。ミランとインテルはすごく補強した。リーグはより競争的になる。でも、僕らは準備しているよ。昨シーズンよりも難しいリーグ戦になる」と語った。

「監督が新しくなったけど、チームはアクティブで、僕たちは好調だ。とてもポジティブな未来を見ているよ。ピルロ? まだ早すぎるけど、チームはかなり良くなっていると思う。笑顔で仕事しているんだ。これはとても大切なことだよ」

 C・ロナウドが悲しむことなく、笑顔でプレーできていれば、ユベントスが勝利する確率は高まるだろう。少なくとも今のところ、ピルロ新監督はエースとの関係構築をうまく進めているようだ。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部
 

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