アウェーの清水が3-0で湘南を撃破。連敗を7でストップし、J1通算400勝を達成

2020年09月19日 古沢侑大(サッカーダイジェスト編集部)

C・ジュニオは今季6ゴール目

先制点を奪ったC・ジュニオ(左)が、アシストした後藤(右)へ駆け寄る。写真:徳原隆元

[J1リーグ第17節]湘南  清水/9月19日/BMWスタジアム平塚

 今季初の連勝を狙う湘南ベルマーレと、連敗を7で止めたい清水エスパルスの一戦がBMWスタジアム平塚で行なわれた。

 序盤はホームの湘南がセットプレーなどを活かしてゴールに迫ってチャンスを作る展開。対する清水は15分を過ぎたあたりから前線のカルリーニョス・ジュニオや、ジュニオール・ドゥトラの個人技で攻撃を仕掛けた。

 その後、徐々にペースを握ったのは清水。22分にC・ジュニオとのワンツーで抜け出したJ・ドゥトラが左足でゴールネットを揺らす。しかし、その直前にC・ジュニオにファールがあったとの判定で得点は認められない。

 前半は清水が試合をやや優勢に進めて0-0で折り返す。
 
 後半も清水がボールを握ると、54分に念願の先制点を奪う。後藤優介が右サイドを抜け出すと、狙いすましたクロスを放り込む。中央に走り込んだC・ジュニオが丁寧に右足で合わせてネットを揺らした。

 ビハインドの湘南は、FWの指宿洋史らを投入して1点を追いかける。しかし、5バック気味に守る相手守備を崩せず。シュートまで持ち込むシーンもなかなか作れなかった。

 一方の清水はカウンター気味に追加点を狙う。すると86分にドリブルで持ち運んだJ・ドゥトラが右足一閃。リードしているアウェーチームに追加点をもたらした。さらに後半アディショナルタイムにはゴール前のこぼれ球を西澤健太がネットに突き刺して、ダメ押点を奪った。

 結局、試合は3-0で終了。アウェーの清水が連敗を7でストップし、J1通算400勝を達成。対する湘南は今季初の連勝とはならず。最下位へと転落した。

 次節は23日の水曜日。湘南はアウェーで鹿島と、清水はホームで浦和と戦う。

取材・文●古沢侑大(サッカーダイジェスト編集部)
 
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