【J1採点&寸評】広島×甲府|佐藤の一撃でゲームを掌握

2015年03月07日 サッカーダイジェスト編集部

安定した試合運びで、甲府に隙を与えず。

【警告】広島=塩谷(35分)/甲府=ブルーノ・ジバウ(56分)、野田(73分)、稲垣(90分)
【MAN OF THE MATCH】佐藤寿人(広島)

【試合内容】
立ち上がりから甲府に圧力をかける広島が主導権を握り、10分に佐藤のゴールで先制すると安定した試合運びを見せていく。甲府に隙を与えず試合を運び、なかなか追加点を奪うことはできなくても落ち着いて試合を進めていった。反撃の糸口を見出せない甲府は交代選手も大きく流れを変えることはできない。結局、87分に途中出場の新戦力ドウグラスが追加点を奪った広島が勝点3を手中に収め、順風に新シーズンを歩み出した。

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【チーム採点・寸評】
広島 6.5

立ち上がりから相手に付け入る隙を与えず、エースの先制点でリードを奪う盤石の試合運びを見せた。

甲府 5
早い時間帯で許した失点が、最後まで響いた。攻撃は相手に脅威を与えられないまま終了。


【広島 | 採点・寸評】
GK
1 林 卓人 6

飛び出し、ポゼッションともに的確な判断を披露。まったく危なげなく90分間を過ごした。

DF
4 水本裕貴 6

徹底したリスク管理でチームのバランスを保ち、常に有利な状態で守ることができていた。

5 千葉和彦 6
終始安定したポゼッションでゲームをコントロール。アドリアーノにも仕事をさせなかった。

33 塩谷 司 6.5
攻撃の展開力、対人の守備はハイレベル。活動量も非常に多く、チームへの貢献度は高かった。

6 青山敏弘 7
先制点のアシストは絶品。堂々と攻撃のタクトを振り、落ち着いてゲームを運んでいった。

8 森﨑和幸 6
攻撃から守備へと素早く切り替え、相手のカウンターを阻止。読みの鋭さも光っていた。

14 ミキッチ 6
判断が危ういプレーもたびたびあったが、エネルギッシュなプレーでチームに勢いを与えた。

18 柏 好文 6
縦への突破と中央へ切り込む仕掛けでゴールへ向かうも、決定的なチャンスにはつながらず。

MF
7 森﨑浩司 6.5

巧みなポジション取りで縦パスを引き出して攻撃をオーガナイズ。ただ、シュートシーンは力みが見られた。

29 浅野拓磨 6
上手く試合に入れず持ち味を存分に発揮できなかったものの、所々で脅威を与えるプレーもあった。

FW
11 佐藤寿人 7

動き出しもフィニッシュもハイクオリティなゴールだった。一発で仕留める決定力も健在。

交代出場
9 ドウグラス 6.5

出場直後から果敢にゴールへ向かい、豪快なヘディングシュートで移籍後初ゴールを記録。

30 柴﨑晃誠 -
チャンスメイクとまではいかなかったが、バタつくことなく、すぐさまゲームに入った。

19 佐々木翔 -
古巣相手に広島デビューを飾る。時間は短かったが、潰れ役を買うなどCKからの追加点奪取に貢献した。

監督
森保 一 6.5

アグレッシブに試合に入り、常に主導権を握って勝利。堅実な選手交代で試合を締めた。

次ページ守備は堅実だった半面、攻撃面に大きな課題を残す。

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