【J1採点&寸評】神戸2-2FC東京|魔術師、土壇場で輝く!イニエスタがMOMダンクレーの劇的弾を演出

2020年09月13日 白井邦彦

神戸――スピードを活かした守備でも存在感を示示したダンクレー

【警告】神戸=S・サンペール(48分)、西(67分)、古橋(76分)、藤本(90+1分) FC東京=A・シルバ(7分)、中村拓(55分)
【退場】神戸=なし FC東京=なし
【MAN OF THE MATCH】ダンクレー(神戸)

[J1リーグ16節]神戸2-2 F東京/9月12日/ノエスタ神戸 

【チーム採点・寸評】
神戸 6.5

安井のJ1初ゴールで前半を1-0で折り返した。後半には一時逆転を許すも、終了間際にイニエスタのFKからダンクレーが高さを生かし劇的ゴール。土壇場に個の力を発揮して同点に追いついた。

【神戸|採点・寸評】
GK
18 飯倉大樹 6.5

2失点はFC東京を褒めるべき。むしろ80分のレアンドロの強烈ミドルを阻止した点を評価。

DF 
22 西 大伍 6

安井の得点シーンではフリーランで相手DFの注意を引き、古橋のパスコースを確保。さすがの経験値。

MAN OF THE MATCH
33 ダンクレー 7

全体的にスピードを活かした守備で相手カウンターに対応。その上で劇的な同点ゴールを挙げた点でMOMに。

6 セルジ・サンペール 6.5(80分OUT)
24分の安井のゴールは、高い位置でボールを奪取した彼が起点。3CBの中央から最前線までピッチを駆け回った。
 
MF
4 トーマス・フェルマーレン 6

守備では1対1の強さなどクオリティを見せた。だが、ビルドアップ面は本来の能力を出し切れなかった印象。

24 酒井高徳 6
左の高い位置で起点を作ったが、逆に中村拓に裏を狙われた。72分頃にはボールを奪われカウンターを食らう場面も。

19 初瀬 亮 6(72分OUT)
左ウイングで起用。守備力を活かしたハイプレスで相手カウンターの芽を摘んだ。30分の古橋へのキラーパスは見事。

5 山口 蛍 6
高萩やD・オリヴェイラらのカウンターを遅らせる絶妙のポジショニングは絶妙。守備で存在感を示した。
 

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