「悔しいっすね…」神戸MF安井拓也、嬉しいJ1初ゴールも失点につながるパスミスに猛省

2020年09月12日 サッカーダイジェストWeb編集部

「初ゴールは嬉しかったが、どうしてもその後のプレーもあるので……」

[J1リーグ16節]神戸2-2FC東京/9月12日(土)/ノエスタ

 記念すべきJ1初ゴールにも手放しでは喜べなかった。

 ヴィッセル神戸は5試合ぶりの勝利を目指して、ホームに3位のFC東京を迎えた。立ち上がりから主導権を握りチャンスを作り出す神戸は24分、古橋亨梧のクロスに安井拓也が合わせてネットを揺らす。これが安井にとってJ1リーグ初ゴールとなった。

 試合後、安井は自身のメモリアルゴールを振り返り、「ショートカウンターから、(古橋のポスト直撃のシュートの)セカンドボールを拾えたのが大きかった。(クロスを上げた古橋)亨梧くんもみてくれて、(藤本)ノリ君もスペースを空けてくれたので、みんなで連動して取れたゴール」とチーム全員の力で奪った得点であると強調。しかし、「初ゴールは嬉しかったが、どうしてもその後のプレーもあるので……」と表情を曇らせる。

 1点リードで迎えた後半、神戸はFC東京の反撃を許してしまう。50分にアダイウトンに同点弾を奪われると、58分だ。中盤で相手のプレッシャーを受けた安井はバックパスを相手に奪われ、それがカウンターにつながってしまう。懸命に戻るものの、ゴール前では身を挺したブロックも及ばず最後はディエゴ・オリヴェイラに左足で仕留められた。失点後は頭を抱えてミスを悔やんだ。

 試合前からFC東京のカウンターは警戒していただけに、「まんまとその通りにやられてしまった。悔しいっすね…」と想いが口を突いた。

 後半アディショナルタイム、安井に代わって入ったアンドレス・イニエスタのアシストからダンクレーが同点弾。試合は2-2のドローで終わったが、「嬉しさもあるし、悔しさもある。今日のことをしっかり反省して、次に生かしていきたい」と、怪我人が続出するなか、中盤を支えるクラブ生え抜きの14番は前を向いた。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

【動画】神戸MF安井が鮮やかなJ1初ゴール!

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