「彼らはロボットじゃない」女性連れ込みで“追放”のイングランド代表2選手を辛口OBがまさかの擁護!「過ちを犯したが…」

2020年09月09日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

「間違いと生きていかなければならない」

問題行動で代表を追放されたフォデン(左)とグリーンウッド(右)。(C) Getty Images

 世界に名を知られる選手は、いかなるときも高いプロ意識を持つことを求められる。一方で、ピッチを離れれば血気盛んな若者であることも事実だ。問題行動を「若気の至り」とするかは、意見の分かれるところだろう。

 新型コロナウイルス感染拡大防止のガイドラインに違反して遠征先のホテルに女性を連れ込み、代表チームを"追放"されたフィル・フォデンとメイソン・グリーンウッドについて、辛口で知られる元イングランド代表のガリー・ネビルが擁護するコメントを発した。

 英衛星放送『Sky Sports』で、意外にも「今は愛が必要」「彼らは若い。ロボットじゃないんだ」と話している。

「彼らは大きな過ちを犯した。後悔するだろうし、代償を払うことになる。だが、彼らはいつも神経を高ぶらせて生きている若者たちだ。こき下ろすこともできる。だが、寛容のレベルもあるべきだ。たしかに国を代表しているのだし、彼らも落胆するだろう。仲間がピッチで走っているのに、自分たちはいられないことには、もっと打ちのめされるだろう。世界が崩れ落ちるみたいにね。だが違う」
 
 G・ネビルは「クラブは彼らを支えるはずだ。チームメイトたちから愛されるはずだ。そして笑い飛ばすようになる。もちろん、自分たちが間違えていたことは分かったうえでね」と続けた。

「ご両親はうれしくないだろう。だが、彼らは子どもであり、我々全員が間違えるものだ。彼らはその間違いと生きていかなければならないが、これから20年間で記憶されるのは彼らのサッカーだと保証する」

 さらに、「彼らはこの国が愛す選手たちであり、イングランドは彼らを愛す」と、ガレス・サウスゲイト監督がすぐに両選手を代表チームに戻すとの見解を示した。

「規律を破ったから二度と代表でプレーできないと言うのか。サウスゲイトはそんなバカじゃない。彼は選手だったからこういうことを経験している。10月か11月には彼らをチームに戻すだろう」

 20歳のフォデンと18歳のグリーンウッドは、失敗を糧に成長できるだろうか。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部
 
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