【J1採点&寸評】川崎 3-2 神戸|川崎を救ったのはアカデミー出身期待のFW!敗れた神戸も2トップを中心に奮闘

2020年09月10日 本田健介(サッカーダイジェスト)

川崎――2失点の守備陣は疲れがあったか

【警告】川崎=なし 神戸=渡部(7分)、ダンクレー(27分)、菊池(81分)
【退場】なし
【MAN OF THE MATCH】宮代大聖(川崎)

[J1第15節]川崎3-2神戸/9月9日/等々力
 
【チーム採点・寸評】
川崎 6.5
約2週間で神戸とは3試合目。やりにくさはあったはず。1-2で80分を迎え、負けを覚悟したが、そこから試合を引っくり返す逞しさ、選手層の厚さは見事! 中3日のゲームで疲れもあっただろうが、最後までハードワークを怠らない点に今季のチームの強さが窺える。もっとも3バック、ウイングバックを採用するチームへの対応策など少なくない課題が残るゲームでもあった。神戸が3点目を奪えなかった点に救われた面も。
 
【川崎|採点・寸評】
 GK
1 チョン・ソンリョン 6
2失点はともに守備を崩された形。終盤にはサンペールのFKをセーブするなどリードをしっかり守った。
 
DF
13 山根視来 5.5
前半は連動した守備からボールを奪い、後半はゴール前で身体を張った。ただ後半は疲れからか、らしくないミスも。
 
4 ジェジエウ 6
快足と強靭なフィジカルぶりはこの日も健在。ただ守備のギャップを突かれた失点シーンは今後の反省材料だろう。
 
5 谷口彰悟 5.5
1失点目のシーンは珍しく相手に入れ替わられ、得点につなげられた。フィードで攻撃をサポートするも、2失点目も藤本に目の前で決められた。
 
2 登里享平 5.566OUT
相手のウイングバックの動きに苦戦した印象。左サイドで組んだ齋藤に後方から声をかけ、守備をコーディネートしたが、前半に足にトラブルを抱えていたか? いつものキレがなかった。2失点目も上手く西にパスを通された。

MF
6 守田英正 6.5
ここ数試合、先発を掴んでいるボランチはこの日もアンカーとして攻守に貢献。パスが乱れたシーンは修正点も、力強くボールを奪い、攻撃へとつなげた。1点目につながったPKも、後方からのパスでカウンターを導き、一気に攻め上がってミドルを放ち獲得した。
 
10 大島僚太 6.5
トラップ、パスセンスはやはり別格。決定機を仕留め切れなかった点はマイナスも、川崎になくてはならない存在だった。
 
【J1第15節PHOTO】川崎3-2神戸|FW宮代の決勝弾はJ初ゴール!逆転勝利の川崎は3連勝!

 

次ページ川崎――L・ダミアンは貴重な同点弾!

みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事