「プロと言えるのは13人だけ」「取り残されている」“戦力外”のビダルがバルサを痛烈批判!新天地はインテルか?

2020年09月01日 サッカーダイジェストWeb編集部

「自分たちのDNAだけで勝てると思ったら大間違いだ」

退団が濃厚となったビダルがバルサを痛烈に批判した。(C) Getty Images

 リオネル・メッシの退団騒動で持ち切りのバルセロナだが、その裏で"戦力外"となった選手たちの新天地も決まり始めている。

 まずクロアチア代表MFイバン・ラキティッチは、古巣セビージャへの復帰が確実となった。すでに合意に至っており、近日中に正式発表があると見られている。

 チリ代表MFアルトゥーロ・ビダルはセリエAに復帰することになりそうだ。イタリア紙『Gazzetta dello Sport』は、ユベントス時代に師事したアントニオ・コンテ監督が率いるインテルと2年契約で個人合意をしたと報じている。
 
 ロナルド・クーマン新監督から構想外を告げられ、2年でバルサを追われることになったビダルは、怒りが収まらない。米スポーツ専門チャンネル『ESPN』によれば、YouTubeでのダニエル・ハビフ氏のインタビューで、「バルサは考え方を変えなければならない」とし、次のように苦言を呈した。

「フットボールは大きく進化し、(バルサの)DNAは取り残されている。フットボールはよりフィジカル的になり、強さとスピードが増し、時にテクニックの重要性が下がる場合がある」

 さらに「結局のところ、組織的なチーム、勝利のメンタリティーを持つチーム、フィジカル的に準備をしているプレーヤー、強力なプレーシステムを備えているチームに直面すると、代償を支払うことになる」といまのバルサの問題点を指摘したビダルは、次第にヒートアップ。こんな辛辣なコメントを続けている。

「プロと言える選手が13人しかいなくて、あとは若造のチームが世界最高とは思えない。どのチームも23人のプレーヤーがいて、ポジションを求めて戦い、成長し、日々改善していく。自分たちのDNAだけで常に勝てると思っていては、進歩しないし、それは大きな間違いだ」

バルサに足りないインテンシティーとパワーを注入する貴重な役割を果たしながら、構想外とされたことに納得がいかないようだった。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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