「なぜ英雄がいつも裏口から追いやられる?」レジェンドOBストイチコフがバルサ首脳陣を辛辣批判!「記者に金を払って…」

2020年08月30日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

「ひとりの伝説を消そうとしている」

バルサのソシオでもある英雄ストイチコフが上層部を非難した。(C) Getty Images

 リオネル・メッシがバルセロナとケンカ別れしようとしている――。この事実に、心を痛めている者は多い。OBのレジェンド、フリスト・ストイチコフもそのひとりだ。

 スペイン紙『Marca』によると、ストイチコフはメキシコ『TUDN』で「われわれはひとりの伝説を消そうとしているんだ」と怒りを露にしている。

「われわれは、バルセロナの歴史でもっとも偉大な選手を、後ろから蹴り出そうとしているんだぞ。名前とカリスマを汚している。わたしはソシオだから言わせてもらう。汚しているんだ」
 
 必ずしもハッピーエンドではなかったバルセロナの伝説的な選手は少なくない。自身も友好的にバルサを去ったわけではないブルガリアの英雄は、「どうしてバルサで歴史をつくった選手たちはいつも裏口から追いやられるのか」と嘆いた。

「彼らはわれわれ(選手)が会長の座を奪おうとしているとか、そういうことを考える。何を考えているのか分からないよ」

 メッシを退団通告に向かわせたことで、ジョゼップ・マリア・バルトメウ会長ら首脳陣は批判を浴びている。ストイチコフも「この経営陣はすべてを壊した」と非難している。

「彼らはサポーターと選手を対立させたがっているみたいだ。わたしはラ・リーガ4連覇を果たし、クラブ初のチャンピオンズ・カップ優勝を経験した。サポーターの愛情に報いる方法がないほどだ。だが、この首脳陣は面汚しだよ。記者に金を払って火に油を注いでいる。クラブとして悲しい」

 もはや関係修復は不可能とみられているメッシとバルトメウ会長。世界が固唾をのんで見守っている去就騒動は、どのような結末を迎えるのだろうか。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部
 
みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事