「彼はコンテのもとで輝いている」「相変わらず…」EL新記録、11戦連発のルカク。その“活躍ぶり”に古巣マンUサポの心境は…

2020年08月22日 サッカーダイジェストWeb編集部

EL連続試合ゴール記録に並んだが…

先制点をもたらしたルカクだったが…。(C)Getty Images

 現地時間8月21日にヨーロッパリーグ決勝が行なわれ、3-2でセビージャがインテルを下した。セビージャの同大会制覇は2015-16シーズン以来、4シーズンぶり6度目となる。

 勝負に破れたインテルだが、先制ゴールを叩き込んだベルギー代表FWロメル・ルカクは新記録を樹立。3分に自ら獲得したPKを決め、ELでの連続試合ゴールを11に伸ばしている。

 データサイト『Opta』によると、ヨーロッパにおけるコンペティションで1シーズンの間に決勝トーナメントで6試合連続ゴールをしたのは、クリスチアーノ・ロナウド以来だという。また、元ブラジル代表FWロナウド氏がマークした、インテルに新加入した選手がマークした公式戦ゴール数34という記録にも肩を並べた。

 その一方で、2-2で迎えた74分、セビージャのCBのジエゴ・カルロスが右足でバイシクルシュートがルカクの足に当たってゴールに吸い込まれた。当初はカルロスのゴールとされたが、その後、公式記録でルカクのオウンゴールとなった。

 この"活躍"ぶりに複雑な感情を見せているのが、古巣であるマンチェスター・ユナイテッドのサポーターだ。英紙『Daily Star』は「多くのファンは彼を売ったことを後悔していないが…」と伝え、サポーターの声を紹介している。

「ルカクは素晴らしい。だが、我々のプレースタイルに合わなかった」
「彼の素晴らしい活躍は、今のところWin-Winな移籍だったということを証明していると思う」
「(アントニー・)マルシアルとルカクを比べる声があるけれど、今はどちらもうまくいっている。ルカクはコンテのもとで輝いているし、マルシアルは現在のシステムに合っている」
「ルカクが躍動しているのは素直に嬉しいよ。惜しむ気持ちもある。ただ、帰ってこなくていいけど」
「自分でPKを獲得して、OGまで残すとは、相変わらず面白いヤツだ」

 とはいえ、新型コロナウイルスの影響で試合数が少なくなるという状況でも、過去の偉大な記録に肩を並べたルカク。コンテ監督の進退には様々な憶測があるが、この悔しさを晴らす機会に恵まれるだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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