「バルサのサッカーは陰気」元Jリーガーが古巣を酷評!「ホームなら白いハンカチを…」

2020年08月21日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

「みんなブーイングしていたはずだ」

バイエルンに大敗を喫したバルサにリネカーが言及した。(C) Getty Images

 バイエルンに大敗し、再びの監督交代、そしてリオネル・メッシの去就騒動……バルセロナは、揺れに揺れている。

 それは、バルサがサッカー界有数のメガクラブだからでもある。そしてそれだけに、重圧は計り知れない。かつてプレーしたガリー・リネカーの言葉からも、プレッシャーの大きさがうかがい知れる。

 リネカーは英『talkSPORT』で「バルセロナは巨大なクラブだ。すべての選手に大きなプレッシャーがかかる。バルサはほかと違うんだ」と語った。

「バルサに加入した初日、カンプ・ノウで最初の練習と言われた。お披露目の日で、ファンが見に来るからとね。行ってみると、6万5000人ほどがいたんだ。ただの練習だったのに、少し違ったよ」

 当然、そんなクラブがチャンピオンズ・リーグ準々決勝という大舞台で惨敗すれば、周囲からの批判は容赦ない。元イングランド代表のレジェンドは「バルセロナにとってラッキーだったのは、自分たちのファンの前での試合じゃなかったことさ」と続けている。

「正直、開始10~20分でパニョラーダ(白いハンカチを振る抗議活動)があっただろう。みんなブーイングしていたはずだ。あれは耳をつんざくようなんだよ。特に自分が標的なら、なおさらだ」
 
 名古屋グランパスでもプレーした名手は「チームのプレーの仕方に、彼らは非常に不満だったんだ」と、今シーズンのバルサはサポーターが失望する内容だったとも話した。

「わたしはバルセロナの試合をほとんど見たが、シーズンを通じて彼らは本当に苦しんでいた。彼らのサッカーは、陰気だったんだ」

 キケ・セティエンを解任したフロントは、OBのロナルド・クーマンを新たな監督に招いた。現役時代に黄金期を経験した新指揮官の下で、バルサは復権を遂げられるだろうか。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部

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