【鹿島】1G1Aのハイパフォーマンスも、和泉竜司は「ここからが勝負」と満足せず

2020年08月08日 サッカーダイジェスト編集部

「チームとしても、この順位にいてはいけない」

流動性ある動きで攻撃を活性化した和泉。1得点・1アシストと目に見える結果も出した。写真:滝川敏之

[J1第9節]鹿島2-0鳥栖/8月8日/カシマ

 2-0で完勝を収めた鳥栖戦で、途中出場の和泉竜司は待望の移籍後初ゴールを挙げた。

 69分、小泉慶のクロスを染野唯月がヘッドで折り返す。これを受けた和泉は正確な胸トラップでボールを収め、落ち際を左足シュートで豪快に突き刺した。

「折り返しは準備していた。(ボールが)自分のところに来てくれて、ヘディングという選択肢もありましたが、胸トラップからしっかりシュートに持っていけて流し込めた」

 さらに80分には、勝負を決定づける2点目もアシスト。敵陣エリア内で染野からのヒールパスを受けると、シュートを打てる可能性もあったが、「エヴェ(ラウド)に出したほうが確率が高い」と判断。丁寧な横パスでエヴェラウドの得点をお膳立てした。

 前節の大分戦の勝利に続き、今節の鳥栖戦も勝点3を掴んだチームは、これで今季初の連勝を達成。1得点・1アシストの活躍で大きな貢献を示した和泉は、表情を引き締めてこう言った。

「鹿島に来て初ゴールだし、ホっとしている部分もありますけど、まだまだここからが勝負。チームとしても、この順位にいてはいけないと思う。当然、得点もそうですし、それ以外の部分でも、スタートで出ようが途中で出ようが、全員がチームの勝利のためにやり続けることが大事。個人的には満足していないし、ここから先が本当に大事かなと思う」

 これまでにも決定機に絡む場面はあったが、なかなか決め切れなかった。ようやく目に見える結果を手にした和泉が、調子を上げてきたチームをさらに勢いづかせるような活躍を見せられるか。期待したい。

構成●サッカーダイジェスト編集部

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