ヒシャルジソン、オルンガらのゴールで柏が4発快勝!浦和は“3枚替え”が奏功せず…

2020年07月22日 多田哲平(サッカーダイジェスト)

序盤にリズムを掴んだ浦和だったが…

先制点を挙げたヒシャルジソン。見事なボール奪取からゴールを決めた。(C)SOCCER DIGEST

[J1第6節]浦和0-4柏/7月22日/埼玉

 浦和レッズと柏レイソルが7月22日、J1第6節で対戦。柏が敵地の埼玉スタジアムで4-0の快勝を収めた。

 ホームの浦和はエースの興梠慎三がベンチスタート。2トップは武藤雄樹とレオナルドで、サイドハーフは左にファブリシオ、右に関根貴大という構成に。ボランチは柴戸海とエヴェルトンのコンビで、最終ラインには右から橋岡大樹、マウリシオ、岩波拓也、山中亮輔、そしてGKには西川周作が入った。

 一方の柏は前節の湘南戦と変わらない11人。最前線にオルンガ、1.5列目には江坂任が、サイドハーフには左に仲間隼斗、右に神谷優太が入った。ヒシャルジソンと大谷秀和の2ボランチに、最終ラインは古賀太陽、高橋祐治、大南拓磨、三丸拡。GKには中村航輔というメンバーだ。

 序盤にリズムを掴んだのは浦和だった。レオナルド、武藤の2トップを中心にテンポの良いパスワークで柏の守備陣を打開していく。

 しかし、3分、6分、8分、15分と立て続けにシュートチャンスを得たものの、得点は挙げられず。その後は運動量が減り、徐々に停滞していった。

 30分を過ぎたあたりからは、序盤に見せた流動性は鳴りを潜め、ほとんどボールがつながらない。32分には最終ラインでのパスミスからヒシャルジソンにボールを奪われ、そのまま失点。先制点を与えてしまった。
 
 さらに51分にはオルンガ、56分には仲間にヘディングで追加点を奪われ、3点のビハインドを負う。

 浦和はなんとか流れを変えようと、54分の汰木康也の投入に続き、59分には興梠慎三、杉本健勇、伊藤涼太郎と攻撃的なカードを次々に切ったが、この"3枚替え"も結局は奏功せず。なかなか決定機を作れなかった。

 一方で3点のリードを奪って余裕を得た柏は丁寧に試合を運んでいった。終盤には捨て身の反撃を受けながらも、コンパクトなブロック陣形を作り、これを阻止。上手く時計の針を進めていく。

 89分には右サイドからボールを持ち運んだ神谷がダメ押しの4点目を決め、勝負あり。4-0で快勝した柏が前節に続き2連勝を飾った。

 これで浦和は6位のまま。柏は7位に浮上した。

取材・文●多田哲平(サッカーダイジェスト編集部)
 
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