【三浦淳寛が直撃!】長谷川アーリアジャスール「前に絡んでいくのは自分の得意なところ」

2015年02月18日 広島由寛(サッカーダイジェストWeb編集部)

「行く時と行かない時の差ははっきりしたい」(長谷川)

かつて三浦氏が長谷川に語った「誰がどこで見てるか分からない」という言葉を、長谷川は今も大事にしている 写真:佐藤明(サッカーダイジェスト写真部)

 横浜Fや神戸などでプレーし、元日本代表としても活躍した三浦淳寛氏が、九州で春季キャンプを張る各クラブを訪れて、チームのキーマンを直撃する短期集中連載企画。
 
 第3回は、今季はJ2に戦いの舞台を移したC大阪で攻守の鍵を握る長谷川に話を訊いた。
 
 戦力的にJ2でズバ抜けているC大阪だが、「思っている以上にキツいんだろうな」と、自身初となるJ2での戦いを前に身構える長谷川に対し、現役時代は神戸でJ1昇格の経験がある三浦氏は、どんなアドバイスを送ったのか。またチーム戦術においてボールスキルに長ける背番号5に求められる役割、個人として目指すべき方向性についても語り合った。
 
三浦 3枚の中盤の構成について教えて。
長谷川 アンカーがいて、インサイドハーフが2枚。自分はインサイドだと思います。守備に関しては、ブロックを作って、真ん中を固める。自分たちの前でやらせる分には、全然問題ないので。そうしたなかで、行く時と行かない時の差ははっきりしたいですね。
 
三浦 攻撃はどう?
長谷川 奪ったボールを大事にしていきたい。速攻で行ける時は行ったほうがいいですし、それができれば相当強いと思います。
 
三浦 最終ラインの4枚と中盤の3枚でしっかりブロックを作るやり方だと思うけど、奪った後に出て行く時、ポイントとなるのが、やっぱり中盤の3枚。アーリアとかがいかに前に絡めるか。体力的にはキツいと思うけど。
長谷川 前の3人でキープして、上手く時間を作ってくれれば。攻撃が淡泊に終わると、けっこうキツいと思いますね。そこで点を取って、歩いて帰れれば一番いいんですけど、でも何回も攻撃を仕掛けなければゴールは生まれないのも分かっています。いずれにしても、みんなが自分勝手にならないようにしていきたい。
 
三浦 そこは絶対に要求していくべきだよ。
長谷川 去年、降格してしまったのも、攻撃と守備がどこかバラバラになってしまっていた。その反省は活かさないと。

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