【大宮】“再開初戦”の千葉戦へ向け「手応えがある」「元気や勇気、感動を与えられるようなプレーを…」

2020年06月26日 松澤明美

準備期間を経て「手応えがある」と指揮官

練習再開後の準備期間中は新しいことにも着手し、連動性は高まったようだ。写真:徳原隆元

 新型コロナウイルスの感染拡大の影響で中断されていたJリーグ。約4か月ぶりとなる再開を6月27日に控え、大宮アルディージャの高木琢也監督、キャプテンの三門雄大、近藤貴司、奥抜侃志がオンラインでのメディア合同インタビューに対応。チームの仕上がりや再開初戦となる千葉戦への意気込みなどを語った。
 
 待ちに待った日を前に高木監督はここまでを振り返り「一瞬一瞬、一日一日が、大切にやっていかないといけない時間だったと改めて感じた」と話す。サッカーができる環境が整ったことへの感謝と喜びを味わいながら、「コロナウイルスの収束ではない。いつまた情勢の変化が出てくるか分からない状況」と引き続き、細心の注意を払って戦う構えだ。

 大宮は6月4日に全体練習を再開し、完全非公開でトレーニングしてきた。4週間弱の準備期間について、高木監督は「手応えがある」と頼もしい第一声。「取り組みのなかでいろいろなことがクリアになった」と収穫が得て、三門も「全選手がいいコンディションでいると思う。そこに関して不安はない」と充実した時間を過ごせた。

 新たな取り組みにも着手しており、指揮官は「選手の役割が整理をされたなかで、プレーができるようにはなったかな」とうなずく。連動性が高まったようで、三門は「今年の大宮はここが変わってきたなとか、3人目、4人目の関わりが出てきたなと思ってもらえるようなプレーが見せられるといい」と試合を見る側の好奇心をくすぐった。

 近藤も「立ち位置のところや近くの選手と目を合わせる機会だったり、連動して動く形がすごく増えた」と三門同様、チームの現状に満足そう。目指すサッカーが「身体に染み込んできて、こうなったらこうとかあまり考えずにやれている」と言い、攻撃のイメージを描いて「面白いサッカーになっていく」と納得の表情を浮かべた。
 

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