名良橋晃が選ぶJ歴代最強チーム「磐田との差はごくわずか。3冠を獲ってもおかしくなかった」

2020年06月08日 志水麗鑑(サッカーダイジェスト)

「勝つためにどうするべきか」というイメージを共有できる

名良橋氏が1位に選ぶ「97年の鹿島」の布陣。MVPには奥野、MIPにはジョルジーニョを挙げている。

 5月28日発売のサッカーダイジェストでは、「Jリーグ歴代最強チーム」と題し、現役選手や元日本代表など総勢50名に"歴代で最強だと思うチームトップ3"を選んでもらっている。ここでは、現役時代には日本代表や鹿島などで活躍し、現在は解説業などを務める名良橋晃氏の"トップ3"を紹介しよう。

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「名良橋晃が選ぶ"最強チームトップ3"」
1位:1997年の鹿島アントラーズ
2位:2002年のジュビロ磐田
3位:1997年の横浜フリューゲルス
 97年の鹿島は、3冠を獲ってもおかしくなかったと思います。

 当時、僕は鹿島に加入1年目で、「勝つためにどうするべきか」というイメージを共有できる良いチームだと感じていました。なかでもセンターラインが盤石で、CBの奥野僚右さんはプレーで最終ラインを牽引し、チームをまとめるお父さん的な存在でもありましたね。

 あとは僕のヒーローであるジョルジーニョもいながら、チャンピオンシップで磐田に敗れてリーグ優勝を逃したのはもったいなかった……。そう思うくらい、磐田との差は、ごくわずかでした。

次ページ02年の磐田は強烈なプレッシングも印象深い

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