楢﨑正剛が選ぶJ歴代最強チーム「まさにやりたくない相手。常に試合を支配されたイメージ」

2020年06月02日 本田健介(サッカーダイジェスト)

豪華な顔ぶれ

2002年の磐田の基本布陣。豪華な顔ぶれを誇った。

 5月28日発売のサッカーダイジェストでは、「Jリーグ歴代最強チーム」と題し、現役選手や元日本代表など総勢50名に"歴代で最強だと思うチームトップ3"を選んでもらっている。ここではその一部として、2018年に現役を引退し、現在は名古屋のクラブスペシャルフェロー兼アカデミーダイレクター補佐兼アカデミーGKコーチを務める楢﨑正剛氏が考える"歴代最強チーム・トップ3"を紹介しよう。

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「楢﨑正剛が選ぶ"最強チームトップ3"」
1位:2002年のジュビロ磐田
2位:2008年のガンバ大阪
3位:2010年の名古屋グランパス
 非常に難しいですが、対戦相手として考えるなら、苦手だったのが中盤の構成力が高かったチームですね。長年所属した名古屋は、中盤勝負になるとやや分が悪い面があったんですよ。

 そう踏まえると、まず浮かぶのは磐田。90年後半から強く、特に高原(直泰)が得点王を獲った02年が印象的です。まさにやりたくない相手で、正直、勝てる気がしなかった。鹿島も強かったですが、磐田には常に試合を支配されたイメージです。

(藤田)俊哉さん、名波(浩)さんら豪華な顔ぶれで、代表では皆、良い人なのにJではこてんぱんにやられる。『もういじめないでください』と(笑)。
 

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