清水の鄭大世に「なんでJリーグにいるのかな」と言わしめたハイレベルな2選手は?

2020年06月06日 古沢侑大(サッカーダイジェスト編集部)

「僕がゴールを奪えていたのは彼のおかげ」

今季でJリーグ11年目となる鄭大世。16年にはJ2で得点王に輝いた。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

 今季で清水在籍6年目を迎えた鄭大世は、プロキャリアをスタートさせた川崎に加え、ドイツや韓国でプレー。J通算200試合以上に出場している経験豊富なストライカーだ。

 そんな鄭大世が「なんでJリーグにいるのかな」と思ったレベルの高い選手が、これまでにふたりいたという。

 まずひとり目が2006年から5シーズン、川崎でチームメイトだったジュニーニョだ。ジュニーニョについて「チャンスメイクもフィニッシュもなんでもできる。僕がゴールを奪えていたのは彼のおかげ」と称賛。また「大事なところ、得点が欲しいところでゴールを決める」勝負強さにも驚いたという。
 
 ちなみに特に印象的に残っているシーズンがあるようで、それが川崎でジュニーニョ、レナチーニョと3トップを組んだ08年だ。リーグ2位と優勝には届かず。ただ「プレーしていて楽しかったし、(3トップは)相手からしたら脅威だったはず。僕も自信を付けてノッていた」と当時を振り返る。

 そして「もうひとりいるんですけど」と挙げたのが、昨季まで一緒にプレーしていたドウグラスだ。強さ、速さ、上手さを備えるドウグラスとは約1年半、清水で時間をともにした。同じCFタイプでポジションを争ったライバルの能力の高さは、衝撃だったようだ。

 今後、鄭大世に「なんでJリーグにいるのかな」と言わしめる選手は出てくるだろうか。再開後のJリーグで、新たなスターの誕生に期待したい。

取材・文●古沢侑大(サッカーダイジェスト編集部)

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