ローマに衝撃、下部組織出身の21歳・カメルーン人MFが急逝「人身売買業者に駅に置き去りにされ…」

2020年05月26日 サッカーダイジェストWeb編集部

今年2月にルーマニアの2部へ

ブアッセの古巣ローマは追悼のメッセージを投稿した。(C) Getty Images

 5月24日、元セルビア五輪代表FWのミルジャン・ムルダコビッチ氏(38歳)が、拳銃自殺を図ったというニュースがサッカー界に衝撃を与えた。

 そして、その翌日にも悲しい訃報が届いてしまった。『ESPN』などが伝えたところによると、ローマのプリマベーラ(U-19)でプレーした経験があるMFジョセフ・ブアッセが心臓発作で急逝したという。21歳だった。
 
 記事によれば、「ブアッセは16歳の時に人身売買の業者によって他の児童難民とともにローマの街にやって来たが、テルミニ駅に置き去りにされた」という。

 その後、そうした難民で構成されたチームでプレーし、2016年にローマのアカデミーに入団。翌年にレンタルされたセリエBのヴィチェンツァでプロデビューを飾っていた。18年夏にローマとの契約は終了した後は無所属の期間が続き、今年2月にルーマニア2部のウニベルシタテア・クルージュと契約を結んだ矢先だった。

 古巣ローマの公式ツイッターは、「元プリマベーラのプレーヤー、ジョセフ・ブアッセの早すぎる死を知って、非常に悲しんでいます」とのメッセージを配信している。

 いまはただ、冥福を祈るばかりだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

【画像】元ローマのリュディガーが投稿したブアッセとの2ショット写真と追悼メッセージ
 

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