ローマ L・アドリアーノ獲得ならデストロはミランに移籍か

2015年01月27日 ジャンルカ・ディ・マルツィオ

デストロにはインテルやトッテナムも関心。

L・アドリアーノ獲得が決まれば、玉突きでローマを押し出されそうなこのデストロを、ミランなど複数のクラブが狙う。 (C) Getty Images

 ローマがシャフタール・ドネツクのブラジル代表FWルイス・アドリアーノ獲得に動いており、そのために合意済みのエジプト代表モハメド・サラー(チェルシー)の移籍をペンディングにしていることは既報の通り(両者ともにEU外国籍プレーヤーで、ローマの外国人枠はひとつしか空いていないため)。
 
 ローマはシャフタールに対して800万ユーロ(約11億2000万円)での買い取りオプション付きレンタル(レンタル料200万ユーロ=約2億8000万円)をオファーし、すでに選手本人とミルチェア・ルチェスク監督の同意を手にしており、あとはリナト・アフメトフ会長のOKを待つだけという状況だ。
 
 獲得が決まった場合は、フランチェスコ・トッティに出場機会を塞がれているイタリア代表FWマッティア・デストロの放出に踏み切ることも十分に考えられる。デストロは1月27日、リュディ・ガルシア監督と移籍の可能性について話し合いを持つ予定。
 
 ローマは、もし手放すのであれば少なくとも2000万ユーロ(約28億円)の移籍金での完全移籍、あるいは買い取り義務付きレンタルが条件と考えており、それが満たされない場合は1月の移籍には応じない意向だ。
 
 いまのところミランが最も積極的な姿勢を見せているが、水面下ではインテル、そしてトッテナムがコンタクトを取っており、予断を許さない状況になっている。
 
文:ジャンルカ・ディ・マルツィオ
翻訳:片野道郎
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