ワッキーが選ぶJ歴代ベスト11「言いたいことはひとつ『ファンタジーで楽しませて』」

2020年05月07日 多田哲平(サッカーダイジェスト)

ヤットさんは絶対に外せない

赤く囲っているのが「MY BEST PLAYER」。ワッキーは「サッカーIQの塊」と絶賛する遠藤を選んだ。(C)SOCCER DIGEST

 4月23日発売のサッカーダイジェストでは、「Jリーグ歴代ベストイレブン」と題し、現役選手や元日本代表など総勢50名に"マイベストイレブン"を選んでもらっている。人選の条件は現在までに登録されたJリーガーで、外国籍選手は3人まで。ここでは、Jリーグ好きとして知られる、お笑いコンビ「ペナルティ」のワッキーの"マイベストイレブン"を紹介しよう。

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 長きに渡ってJリーグの第一線でプレーし、かつ日本代表でも活躍したという条件で選びました。

 チームを率いるのは岡田さん。2003年、04年はマリノスを連覇に導き、ワールドカップでも2回指揮。クラブでも代表でも結果をだした日本人監督はこの人しかいません。南アフリカ・ワールドカップの時に(中村)俊輔を外して本田(圭佑)を1トップに据え、フランス・ワールドカップではカズ(三浦知良)と北澤(豪)をメンバーから外すって……そういう英断を下すのは並の人間には無理。精神力が半端じゃない。
 
 GKは楢﨑です。川口能活と迷いましたが、J1通算出場数1位は偉大だし、名古屋がリーグ優勝した10年に見せていた超人的なセーブも印象的。威圧感があって、FWからしたら嫌なGKだったでしょうね。GKでは初めてリーグMVPにもなった記憶にも記録にも残る選手でした。「正剛(セイゴウ)」という名前も良いですよね。「セイゴウ……、セイゴー……、セイゴールキーパー」。まさに「正GK」になるために生まれてきた人です。

 もうひとりのJ1最多出場記録保持者であるヤットさんは絶対に外せません。外す人がいたら、文句を言いたいくらい(笑)。トリッキーなプレーはあまりしないけど、サッカーIQの塊と言えるほど、判断が的確で、今もJ1でバリバリ。今でもこの人が出場するとガンバは変わりますもんね。ギャルでも知っているのは、本田とかヒデ(中田英寿)とかかもしれないけど、これだけJリーグの"ど真ん中"に居続けている人は他にいません。しかも代表でも最多出場と文句なしです。

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