現代の優れたゴールスコアラーのひとりが、トッテナムのハリー・ケインだ。自身も偉大な点取り屋だった元イタリア代表のクリスティアン・ヴィエリは、英紙『Daily Mail』のインタビューで、「素晴らしい選手だ。一緒にやってみたかったね」と、賛辞を寄せている。

「ケインはクラシックなイングランドのストライカーではない。（インテルの）ロメル・ルカクのようなフィジカルはないが、ドリブル、走り、正確で力強いシュートがある。大好きだよ。普通ではない技術とクオリティーがあるからね。見ていて美しい」
 

　さらに、ヴィエリは「トッテナムを離れると決めたら、ラ・リーガからセリエAでプレーするのが素晴らしいじゃないかな」と語り、「技術的なリーグでプレーするのにも何も問題ない」と太鼓判を押した。

「アラン・シアラーのような９番ではない。シアラーはわたしのアイドルだったし、史上最強のイングランド人ストライカーのひとりだけどね。でも、ケインも同じように強い選手だ」

　新型コロナウイルスの危機によるトッテナムへの経済的な影響もあり、去就が取り沙汰されているケインだが、プレミアリーグを飛び出してスペインやイタリアに挑戦することはあるだろうか。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部