1位は経営危機に瀕した際に愛されたアイドル! 現地番記者が選ぶ「過去20年のドルトムント・レジェンドTOP10」

2020年04月18日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

ファンの心を掴んだブラジリアンが1位に

12-13シーズンのCL制覇に貢献したメンバーが多数ランクイン。(C) Getty Images

 欧州ビッグクラブでいわゆる"レジェンド"と呼ばれるプレーヤーを、「2000年以降のチームの勝利や発展、タイトルの獲得、クオリティーアップにどれだけ大きく貢献したか」という基準で、現地記者に格付けしてもらった。

 ドルトムントに太いパイプを持つマルクス・バーク記者が選出したレジェンドTOP10は――。

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 最も貢献度が高かった選手には、意外かもしれないがデーデーを推したい。10-11シーズンの優勝を置き土産にクラブを去った左SBは、13年間で歴代5位の398試合に出場。ピッチでの働きぶりも素晴らしかったが、05年にドルトムントが経営危機に瀕した際に見せた忠誠心は、多くの人々の心を掴み、一躍ファンのアイドルとなった。

「クバ」ことブワシュチコフスキも貢献度では負けていない。10-11シーズンからのブンデス連覇の立役者となり、12年のDFBカップ決勝では2アシストの大活躍で、クラブ初の2冠に導いた。

 3位のレバンドフスキは13-14シーズンに得点王を獲得するなど、4年間で歴代10位となる103ゴールを叩き込み、エースとして見事な働きを披露。ただ、14年に宿敵バイエルンへ移籍したことで、ファンの感情を逆撫でした。
 
 その一方で、チームを去ってからもサポーターに愛され続けているのがスボティッチだ。クロップ政権時に不動のCBとして君臨し、フンメルスとのコンビで一世を風靡した。

 現在はチームマネジャーを務めるケールが5位。08年に主将に任命されると、その類稀なリーダーシップで黄金期を支えた。チームを去る際に多くのサポーターが悲嘆に暮れたのがロシツキだ。この華麗なプレーメーカーに対しては、クラブ史上最高の選手と評価する識者も。同年に得点王となったアモローゾとともに01-02シーズンのブンデス制覇に寄与した。

 現主将のロイスは、これまで二桁得点を5回記録するなど高い決定力で攻撃陣を牽引。10年以上守護神を務めたヴァイデンフェラーは、現SDのツォルクに次ぐ歴代2位の453試合に出場した。ワンクラブマンとして活躍するシュメルツァーも忘れてはならない。
 

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