ロアッソ熊本の浅川隼人が持続可能な環境社会を目指し「アスリート食堂」を計画!その方法と狙いとは?

2020年04月15日 森本茂樹

セブ島に人工芝グラウンドを計画するなどピッチ外での活動を進めてきたJリーガー

今シーズンよりロアッソ熊本に移籍。開幕が遅れる中、サッカーの楽しみをウェブやSNSで届けようとしている。(C)AC KUMAMOTO

 今シーズン、着用するスパイクをサポーターに提供してもらい、メーカーからはその売上などを使って社会貢献を共にするという新しいスキームをつくり出したJ3ロアッソ熊本の浅川隼人。矢継ぎ早に繰り出される彼の最新プロジェクトは、アスリートを身近に感じ、子どもたちの食育を考える地域発信の「アスリート食堂」という企画だ。6月初旬オープンを目指し、浅川はクラウドファンディングをスタートさせた。
 
――◆――◆――
 
 浅川隼人は、2018年シーズン、Y.S.C.C.横浜に入団。2年目となる2019シーズンには13得点を記録し、チームの過去最高成績となるシーズン12勝、リーグ13位に大きく貢献した。浅川はプレーだけでなく、ピッチ外でも一風変わった面を持つJリーガーだ。クラウドファンディングを実施してフィリピンのセブ島でサッカー教室を行なうなど、現役のサッカー選手らしからぬ活動でも知られる存在なのだ。
 
 2020年シーズン、ロアッソ熊本に移籍した浅川は、新たなプロジェクトを続々と立ち上げる。デンマークのスポーツブランド「ヒュンメル」とサッカースパイクを通じて社会貢献活動をするドリームプロジェクトでは、シーズンオフにセブ島で人工芝のグラウンドをつくる計画をしている。
 
「現地とのコミュニケーションなど、大掛かりで大変ですが、場所さえできれば、定期的に現地の子どもたちと交流できるし、セブの子どもたちが安全にスポーツを楽しめる」と話す。

次ページロアッソ熊本の強化にも繋がる「アスリート食堂」

みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事