マドリーのエムバペ獲得プランは1年先送りか? 「コロナ禍で今夏の補強は断念」と現地紙

2020年04月07日 移籍情報

パリSGとの契約は22年まで

マドリーが以前から獲得を画策しているエムバペ。ビッグディールが成立するとすれば1年後か。(C) Getty Images

 レアル・マドリーが、以前よりパリ・サンジェルマンのフランス代表FWキリアン・エムバペの獲得を狙っているのは周知の事実だ。だが、今夏の補強は見送ることになるかもしれない。

 スペイン紙『AS』は4月7日、コロナ禍による財政状況の悪化で、マドリーがこの夏のエムバペ獲得戦略を見直し、1年後に延期するだろうと伝えた。

 この21歳の怪物は、パリSGとの契約が2022年までとなっているが、トーマス・トゥヘル監督やウルトラス(熱狂的なサポーター集団)との関係がうまくいってないこともあり、契約延長のオファーに対して保留の態度をとっている。

 フランス王者としては当然、引き留めに躍起になるだろうが、もし本人が更新に同意しなかった場合、移籍金がタダになってしまう22年までに売却に踏み切るのはほぼ間違いない。そのため、記事は「21年がマドリーにとっても最後のチャンス」と綴っている。
 
 また、『AS』紙は、数か月前までは3億ユーロ(約375億円)は下らないとみられていた取引は、コロナ禍の経済危機によって、21年には半分程度に下がるかもしれないと伝えている。コロナ以後の「移籍金バブル」の崩壊と契約が残り1年でパリSGの足下を見ることができるということだろう。

 いずれにしても、エムバペがパリSGとの契約を更新をするかどうかが、大きなポイントとなる。交渉が本格化するのはこの事態が収束してからか。動向が注目される。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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