「自分がどうしたいのか分からない…」イブラヒモビッチが悩める胸中を吐露!ミラン退団で引退も?

2020年04月02日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

今年10月で39歳となる

今冬にミランへ復帰し、救世主となっているイブラヒモビッチ。来季の動向が注目されている。 (C)Getty Images

 39歳を前にして迎える夏、ズラタン・イブラヒモビッチは大きな決断を下すのだろうか。

 冬にミランに復帰し、チームの復調に大きく貢献したイブラヒモビッチは、今季いっぱいの契約を延長し、来シーズンもロッソネーロ(ミランの愛称)のユニフォームを着るか注目されていた。

 だが、若手重視路線のオーナーやイバン・ガジディスCEOとの対立で、自身をミランに呼び戻したズボニミール・ボバンが事実上の解任というかたちで退団。テクニカルディレクターを務めるパオロ・マルディーニも進退が騒がれている。

 イタリア紙『Gazzetta dello Sport』は4月1日、新型コロナウイルスの影響でスウェーデンに帰国中のイブラヒモビッチが、ステーファノ・ピオーリ監督に何度か電話しているものの、話題はシーズン再開時のことにとどまり、来季以降については何も話していないと報じた。

 同紙は、イブラヒモビッチが今季限りでのミラン退団を決断したと伝えている。その場合、10月で39歳になるスウェーデンの"キング"が、その栄光のキャリアに幕を閉じることになるかもしれない。
 
 記事によると、当のイブラヒモビッチは母国メディアで今後について「様子を見よう。まだ自分がどうしたいか分からない。毎日何か新しいことが起きるんだ」と話したという。

「このコロナウイルスのことを予見できた人なんていないだろう? 今の自分たちがやるべきは、生きて人生を楽しむことだけだ。あまり心配しすぎてもいけない。自分には家族がおり、元気だから、自分も元気だよ」

 イブラヒモビッチは「リーグ戦中断は悲劇的だけど、法律を守って我慢しなければいけない。健康はスポーツよりも優先だ」とも述べた。シーズンが再開されるのか、その場合はいつ、どんなかたちになるかが各国で議論されているが、健康と安全の確保が先というのは共通認識だ。

 そのうえで、サッカーの歴史に名を残した稀代のスターが、どのような決断を下すかも注目される。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部

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