ポグバが44億円、ドンナルンマが38億円で買える? 新型コロナで選手の「市場価値」が大下落か

2020年04月01日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

各クラブの減収を受けて…。

ポグバ(左)やドンナルンマ(右)の価値も大きく下がるようだ。(C)Getty Images

 新型コロナウイルスの拡大を受けて、欧州サッカー界はほとんどのコンペティションが停止中。当然、マッチデー収入が止まり、TV放映権料やスポンサー収入もカットされそうな各クラブは、大きな減収を強いられている。
 
 これによって今夏の移籍市場では、選手たちの「市場価値」が軒並み下落すると見られている。買い手側となるクラブは通常と比べて補強費をカットせざるをえないし、売り手側となるクラブもそれを受け入れざるをえなくなる可能性が高いからだ。
 
そんな中でイタリア紙『コリエレ・デッラ・セーラ』は現地時間3月31日、今夏の去就が注目される選手たちの市場価値が、数か月前と比べてどれくらい下がるかを予測している。金額は以下の通りだ。
 
■ポール・ポグバ(マンチェスター・U):6500万ユーロ(約81億円)➡3500万ユーロ(約44億円)
 
■ジャンルイジ・ドンナルンマ(ミラン):5000万ユーロ(約63億円)➡3000万ユーロ(約38億円)
 
■ミラン・シュクリニアル(インテル):7500万ユーロ(約94億円)➡5000万ユーロ(約63億円)
 
■カリドゥ・クリバリ(ナポリ):1億ユーロ(約125億円)➡7000万ユーロ(約88億円)
 
■フェデリコ・キエーザ(フィオレンティーナ):7000万ユーロ(約88億円)➡5000万ユーロ(約63億円)
 
 とくにポグバとドンナルンマは現所属クラブとの契約が2021年6月のため、そもそも市場価値が下がっていたが、コロナウイルスの影響でさらに値下がりするようだ。マンチェスター・Uはポグバを16年夏に当時の史上最高額だった1億500万ユーロ(約131億円)でユベントスから買い戻しているだけに、移籍金回収という意味でかなりの痛手となりそうだ。
 
 今シーズンがどんな形で終わるのかが不透明な現在、夏の移籍市場と来シーズンのスケジュールもまだ見えていないものの、次のメルカートはいずれにしても、大物選手であっても例年よりも移籍金が下がる可能性が高そうだ。
 
構成:ワールドサッカーダイジェスト編集部
 
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