代理人がバルサのラストオファーに「ノー」。テア・シュテーゲンの契約延長交渉が難航

2020年03月31日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

当初はあっさり延長すると思われたが…

いまやメッシに匹敵する重要戦力となったテア・シュテーゲン。契約延長交渉の行方は……。(C)Getty Images

 バルセロナの絶対的な守護神として正GKの座に君臨するマルク=アンドレ・テア・シュテーゲンが、契約延長問題で揺れている。

 テア・シュテーゲンは2014年にドイツのボルシアMGから加入し、入団3年目の16-17シーズンからGKの定位置を奪取。いまや名門バルサの押しも押されもしない正守護神へと成長を遂げた。

 契約満了となるのは2022年6月で、バルサとしてはサラリーなどいくつか契約内容を改善して延長することを望んでいるというが、当初順調に進むかと思われていた交渉は、予想に反して難航している。先日も、バルサ側が"ラストオファー"として提示した税抜き年俸600万ユーロ(約7億5000万円)の条件を、代理人が一蹴したのだ。
 
 テア・シュテーゲン側は、ジョルディ・アルバやサミュエル・ウンティティ、イバン・ラキティッチといった中堅クラスの選手が、自分よりもチームへの貢献度が低いにもかかわらず、高額の年俸(手取りで1000万ユーロ=約12億5000万円前後)を受け取っていることに不満を示しているという。

 母国の強豪、バイエルン・ミュンヘンが虎視眈々と獲得のチャンスをうかがっているとの噂もあるなか、バルサはどういう判断を下すのか。バルサ系メディアの多くは、「交渉停滞が続けば、リオネル・メッシに次いで重要な選手の流出を招く危険性もある」と警鐘を鳴らしている。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部
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