「いまのバルサに足りない選手は…」“古巣復帰宣言”のシャビ、自身の補強プランを明かす!ネイマール獲得の有無は?

2020年03月30日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

「ロッカールーム周辺に一切の毒があってはならない」

バルサ復帰への想いを口にしたシャビ。ファンは首を長くして待ち望んでいるはずだ。(C)Getty Images

 1月、バルセロナはエルネスト・バルベルデ前監督を解任した際、OBのシャビに就任を打診した。だが、カタールでアル・サッドを指揮するシャビは、適したタイミングではないと考えたようだ。

 もちろん、シャビのバルセロナに対する想いは周知のとおりだ。彼は恩師ヨハン・クライフのアドバイスを忘れていない。スペイン『La Vanguardia』のインタビューで、「クライフはサッカーの歴史を変えた。サッカーが宗教なら、彼はその神様だ」と話している。

「彼はいつかバルサがわたしを求める時が来ると助言をくれた。自分が物事を決めろとね。『お前の経験はだれにでもあるものでなく、クラブやプレーを理解している。あらゆる結論とともに、他人が決めることがない状態でバルサに行け』と」
 
 シャビは「バルサに戻りたいことは確実だ。だが、ゼロからのプロジェクトで、自分が決められる状態で戻るつもりだとはっきりさせた」と述べた。

「自分が信頼し、忠実で有益な人と仕事したい。カルレス・プジョールやジョルディ・クライフたちのことだ。ロッカールーム周辺に一切の毒があってはならない。わたしはチーム重視で、ひとりで決めたくない」

彼にとっての"ドリームチーム"は、どのような面々となるのか。シャビは「チームの大半が素晴らしい選手だと思う」と語る。

「ゴールキーパーは世界最高だと思うし、ジョルディ・アルバは世界一の左サイドバック。ジェラール・ピケもベストなCBだし、セルヒオ・ブスケッツも唯一無二の守備的みっどフィルダーだ。そしてリオネル・メッシは唯一無二。そこにルイス・スアレス、フレンキー・デヨング、アルトゥールを加えれば、あと10年はバルサで勝てる選手たちだ。土台はとても良い」

 そのうえで、シャビは「わたしなら、ネイマールのようなウイングを獲る」と続けた。

「サッカーの観点でスペクタクルな補強になることは疑いない。バルサに足りないのはバイエルンのようなウイングだ。多くの新戦力が必要なわけではない。ジェイドン・サンチョ、セルジュ・ニャブリとか……」

 シャビが思い描くチームをバルセロナで実現してほしい――そう願うファンは少なくないはずだ。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部
 
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