「納得するのに時間がかかる選手もいる」バルサ指揮官、一部主力との不和を指摘され…

2020年03月07日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

ドレッシングルームの状況は?

クラシコに敗れたことでさっそく窮地に立たされているキケ・セティエン監督。正念場だ。 (C)Getty Images

 コパ・デル・レイでベスト8敗退に終わり、チャンピオンズ・リーグのラウンド・オブ・16ではナポリを相手に第1レグでドロー、そしてラ・リーガでは前節のクラシコで宿敵に敗れた。バルセロナを率いるキケ・セティエン監督に対する重圧が高まっている。

 とくに、エルネスト・バルベルデ前監督を支持していた一部主力との関係は頻繁に取りざたされている。だが、3月6日、キケ・セティエンは会見で「何を根拠にロッカールームを掌握していないと言っているのか分からない」と述べた。(『ESPN』より)

「我々はドレッシングルームに満足している。問題はない。もっと難しいんじゃないかと思っていたくらいだ。選手たちは(求められること)すべてを受け入れている。とても素晴らしい姿勢でね」

 さらに、61歳の指揮官は、「人生の歩みがどれもそうであるように、信頼は勝ち取らなければいけない。選手たちの多くは長年にわたってうまくやり、すべてに勝ってきた。そういう経歴があり、新しい人間が来たら、何を加えられるかみてみるものだ」と続けている。

「より早く納得する選手も、より時間がかかる選手もいる。人生の、わたしの仕事の一部だ。信頼を得て、助けになる自分の知識を彼らに伝える。すべてが普通のことだ。君ら(メディア)はそれ以上を探しているのかもしれないけどね。だが、何もないよ」
 
 また、クラシコで敗れたことについても、「選手たちはバカじゃない」と強調した。

「我々は決定機を7回つくった。前半に4回だ。あと10センチが足りなかったりしたんだ。選手たちはサンティアゴ・ベルナベウでの多くのことに本当に満足している。もちろん、敗北はつねに痛ましい。このクラブではなおさらだ。だが、つねに負ける可能性はある。前進しなければならない」

 バルサは敗戦から立ち直り、前進できるだろうか。チームは7日、本拠地カンプ・ノウでレアル・ソシエダと対戦する。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部
 
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