「アンフェアだった」イングランド代表指揮官、ローマで復調したスモーリング外しを後悔! EURO招集の可能性も

2020年03月05日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

イタリアで評価を高める

セリエAで評価を上げているスモーリング(左)を、サウスゲイト監督が招集するのだろうか。 (C) Getty Images

 クリス・スモーリングは今季、プレミアリーグのマンチェスター・ユナイテッドから、セリエAのローマに期限付きで加入した。当初は懐疑的な見方も少なくなかったが、守備の国イタリアで評価を高めている。

 そこで注目されるのが、夏に開催されるEURO2020への招集だ。イングランド代表のガレス・サウスゲイト監督は以前、スモーリングを代表から外した際、「我々は一定のプレーをしたいと望んでおり、私が選んだ選手たちは後方からボールを使って組み立てていくのを見たいからだ」と説明していた。

 だが、スモーリングの好調を受け、サウスゲイトは「誰のことも決して除外はしていない。それをしては間違いだ。メッセージの出し方には悔いがあるかもと思う」と話している。(英衛星放送『Sky Sports』より)

「私がほかの選手たちの一定の特徴を称賛することで、クリスに対する批判があった。これは私のせいだ。彼に対してアンフェアだったと思うし、彼は今、イタリアでうまくやっている。我々は全員を見ているよ。(招集は)正しい決断をしなければいけない」

 スモーリング自身は先日、『World Soccer』のインタビューで「(サウスゲイトとは)話していないけれど、最近の僕の試合をいくつか見てくれたのは知っている」と話していた。

「もちろん、EURO2020に招集されたいと思っているよ」

 好パフォーマンスのため、来季に向けての買い取りも噂されるスモーリング。果たして、サウスゲイトの下でスリーライオンズ(イングランド代表の愛称)に復帰できるだろうか。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部
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