「主審が無能すぎる」「プロとは呼べない」MLSで衝撃的“珍プレー”! アメリカ人GKの豪快すぎるハンドが物議

2020年03月03日 サッカーダイジェストWeb編集部

明らかなハンドも主審は…

ナッシュビルの守護神が犯した“珍プレー”が物議を醸している。 (C) Getty Images

 アメリカのメジャーリーグサッカー(MLS)の開幕戦で起きた珍プレーが話題となっている。

 それは現地時間2月29日に行なわれたMLS開幕節、ナッシュビルSCとアトランタ・ユナイテッドとの一戦で、1-2と後者がリードして迎えた後半アディショナルタイム4分に起きた。

 残り時間がなく、前掛かりになっていた隙を突かれ、カウンターのピンチを迎えたナッシュビル。ここで果敢にペナルティーエリアを飛び出した守護神のジョー・ウィリスは、センターサークル付近でボールを処理。しかし、すぐさま相手MFのエセキエル・バルコにこぼれ球を拾われると無人のゴールへとミドルシュートを放たれてしまう。

 万事休すとかと思われた瞬間、31歳のアメリカ人GKは、目の前に飛んできたボールに対して両手を伸ばしてブロックし、決定機を阻止したのだ。

 ウィリスのエリア外での堂々たるハンドに、シュート放ったバルコをはじめとするアトランタの面々は猛抗議。故意のプレーによる退場を要求したが、主審はイエローカードを提示にとどまった。

 試合後にアメリカおよびカナダのレフェリー連盟『PRO』は、ウィリスを退場としなかった理由について、「ゴールからは距離があり、バルコのシュートを決定機と見なさなかった」としたうえで、「ウィリスがハンドをしていなくても50ヤード以上の距離があったためにアトランタの選手が放ったシュートが入っていたかは分からない」と説明した。
 
 しかし、VAR検証もされなかったウィリスのプレーには、非難の声も上がっている。米メディア『ESPN』は、「彼のプレーを見た誰もが、即座に『退場だ』と思ったはずだ。しかし、アメリカ人GKは不思議なことにハンドをしてもピッチを去らずに済んだ」と皮肉った。

 さらに一連のシーンが衛星放送『FOX Sports』のSNSで拡散されると、世界中のサッカー・ファンからの様々なコメントが相次いだ。

「これがレッドカードではないというのは、あまりに非現実的だ」
「PROはこの主審をクビにすべきだ。あまりに無能すぎる」
「PROはもっとルールを学ぶべき」
「なんてこったい」
「彼は最後のディフェンダーではなかったからイエローだ」
「正しい判定だ。ゴールを阻める選手の数は十分にいた」
「プロとは呼べないレベルのプレー」
「非常識すぎる。ありえない!」
「いつからサッカーはどこでも手を使えるようになったんだ?」
「どうあっても退場だ」
「狂った判定」

 ハンドを犯した後も、何食わぬ顔でゴールマウスへ戻っていったウィリス。一か八かの判断が功を奏し、内心ほくそ笑んでいたことだろう。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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