「カマダの圧巻ショー」「ザルツを手玉に」ELでハット達成の鎌田大地を現地紙が激賞! ブンデス公式からは思わぬ“イジり”が!?

2020年02月21日 サッカーダイジェストWeb編集部

「今夜の支配者」と番記者も驚嘆

ELの決勝トーナメント1回戦でハットトリックを達成した鎌田。 (C) Getty Images

 現地時間2月20日、ヨーロッパリーグ(EL)の決勝トーナメント1回戦の第1レグが各地で行なわれた。長谷部誠、鎌田大地を擁するフランクフルトはホームにオーストリア1部のレッドブル・ザルツブルクを迎え、4-1で大勝している。

 ハットトリックを達成するなど、フランクフルトが奪取した4点すべてに絡んだのが鎌田だ。ELでの日本人選手のハットトリック達成は、昨季の南野拓実(当時はザルツブルク所属)に続きふたり目。データサイト『Opta』によれば、フランクフルト所属の選手としては史上初だという。

 地元紙『Frankfurter Rundschau』のフランクフルト番、ステファン・クレーガー記者は「特大のフェスティバル(祭り)だ!今日はもう仕事にならないな! チームはとりわけ後半に納得のいくパフォーマンスを見せ、フランクフルトが完勝した。今夜の支配者は、ダイチ・カマダ。彼が3つのゴールを決めた!それがすべてだ」と絶賛。

 同じくドイツ紙『Wetterauer Zeitung』も「日本から来たカマダによって、目を見張るような、ワクワクするようなゲームとなった。ザルツブルクを手玉にとった」と活躍を称えた。

 『hessenschau』紙も手放しで称賛している。

「ダイチ・カマダの圧巻ショー。輝かしいカマダの活躍で、フランクフルトはELベスト16への扉を半分くらい開くことに成功した。日本人選手はひとりで3ゴールを挙げ、リーグ戦ではともに先発を外れる機会が増えたマコト・ハセベとともに、アディ・ヒュッター監督の期待に見事に応えてみせた」

 ちなみに、ブンデスリーガの公式アカウントも鎌田の大仕事に反応。「今シーズンの鎌田の記録。ブンデスリーガ0ゴール。ELでは6ゴール。これに我々は何を言うべき?」とイジると、あるサポーターは「君たち(ブンデス)のせいじゃない。カマダとELのラブストーリーが完璧すぎるんだ」と返信。これが共感を集めているようだ。

 背番号15は、試合後にファンの投票で決まるマン・オブ・ザ・マッチにもちろん選出された。ウインターブレイク中に足首を負傷したことで出遅れ、リーグ戦ではベンチスタートの機会が増えているが、改めてチームに欠かせない一員であることを証明したといえるだろう。

 これで得点ランキングトップタイに浮上した鎌田。2月27日に敵地で行なわれる第2レグはもちろん、ブンデス初ゴールへの期待も高まっている。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 
【鎌田大地PHOTO】ザルツブルク奥川雅也とのEL日本人決戦でハットトリック!フランクフルト16強へ前進!

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