「地元を愛した本物の漢」「しんみりと…」イタリアへ電撃移籍の吉田麻也にサウサンプトン・ファンも感謝

2020年02月01日 サッカーダイジェストWeb編集部

ピッチ内外で存在感を示した吉田に集まったメッセージ

時にキャプテンとしてもチームを統率した吉田の退団に、サウサンプトンのサポーターたちも熱きメッセージを寄せた。 (C) Getty Images

 サウサンプトンで充実の時を過ごした日本代表DFの吉田麻也が、今冬の移籍市場最終日となった1月31日にセリエAのサンプドリアへ移籍した。

 12年夏にオランダのVVVからサウサンプトンに加入した吉田は、ジョゼ・フォンテ(現リール)やフィルジル・ファン・ダイク(現リバプール)、トビー・アルデルワイレルド(現トッテナム)といった名手たちと、毎シーズンのように厳しいポジション争いを強いられながら、定位置を確保してきた。

 サウサンプトンの慈善活動にも積極的に参加した吉田の影響力はピッチ外にも及び、今シーズンからはクラブ財団に給与の1パーセントを寄付していた。

 現チームの最古参であり、ピッチ内外で存在感を示した31歳のベテランDFの退団を、セインツ(サウサンプトンの愛称)のサポーターたちも惜しんでいる。移籍発表後にクラブの公式SNSで「永遠のセイント。信じられないほどの7年半をありがとう」というメッセージとともにトリビュート動画が公開されると、感謝の言葉が相次いで寄せられた。

「間違いなく真のプロフェッショナルだった」
「正直、しんみりとしてしまう」
「若手と契約する時には、毎回マヤの写真を見せて、『本物はこうだ!』と教えるべき」
「いつでも戻ってきてくれ」
「給与を寄付するとか、地元を愛してくれた。心優しき本物の漢」
「セインツファンには悲しき日」
「君の笑顔が好きだった。マヤ、寂しくなるよ」
「マヤがいないと練習場の空気が変わってしまう。常に100パーセントで戦ってくれた」
「今こそ彼が必要なはずなのに…。間違った判断」
「銅像を建てるべき」
「イタリアでの幸運を祈っている」
「涙が止まらない。真のレジェンドよ、ありがとう」

 多くの日本人プレーヤーが苦戦を強いられてきたプレミアリーグで、7年半もの間、主力として活躍してきた吉田。ユベントスのクリスチアーノ・ロナウドやミランのズラタン・イブラヒモビッチなど、名うてのストライカーが集うセリエAでの活躍に期待したい。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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