右SBとは思えないアシスト数を記録。
アレクサンダー=アーノルド(左)が子供の頃に憧れたのが、ジェラード(右)のキックだった。(C)Getty Images,REUTERS/AFLO
リバプールが世界王者に伸し上げるうえで欠かせなかったのが、トレント・アレクサンダー=アーノルドの台頭だ。
6歳でレッズのアカデミーに入団したアレクサンダー=アーノルドは、16-17シーズンにトップチームデビュー。21歳となった現在は右SBの絶対的な主力に君臨している。
最大の武器は、まさに正確無比な右足のキック。クロスもプレースキックも超一流で、昨シーズンは公式戦16アシストを記録し、今シーズンもここまで同11アシストと、右SBとは思えない数字を残している。
そんなアレクサンダー=アーノルドは、『タイムズ』紙のポール・ジョイス記者による『ワールドサッカーダイジェスト』最新号のインタビューで、その超絶的なキックに関してこう答えている。
「子供の頃、スティーブン・ジェラードに憧れていたんだ。彼のミドルパスに夢中だったし、実際に何度も真似していた。兄弟と一緒に公園で遊んでいるときやアカデミーの練習でも、いつもジェラードのプレーをイメージしてボールを追いかけていた」
6歳でレッズのアカデミーに入団したアレクサンダー=アーノルドは、16-17シーズンにトップチームデビュー。21歳となった現在は右SBの絶対的な主力に君臨している。
最大の武器は、まさに正確無比な右足のキック。クロスもプレースキックも超一流で、昨シーズンは公式戦16アシストを記録し、今シーズンもここまで同11アシストと、右SBとは思えない数字を残している。
そんなアレクサンダー=アーノルドは、『タイムズ』紙のポール・ジョイス記者による『ワールドサッカーダイジェスト』最新号のインタビューで、その超絶的なキックに関してこう答えている。
「子供の頃、スティーブン・ジェラードに憧れていたんだ。彼のミドルパスに夢中だったし、実際に何度も真似していた。兄弟と一緒に公園で遊んでいるときやアカデミーの練習でも、いつもジェラードのプレーをイメージしてボールを追いかけていた」
幼少期に参考にしていたのは、リバプール史上屈指のレジェンドであるジェラード。アレクサンダー=アーノルドはアカデミー時代に同じMFだっただけに、それも当然かもしれない。そのジェラードのキックの「音」に憧れていたという。
「サッカーをやったことがある人ならわかると思うけど、足がボールにうまくミートすると、あまり当たった感触がなくて、いい音がするんだ。だから、ジェラードのキックの音を覚えて、『自分でもあの音が出せるように』って必死に努力したものだよ。天性の才能も大事だけど、それがすべてではない。向上心を持って課題に取り組めば、能力は飛躍的に伸びるはずだからね」
さらに現在は、フリーキックやコーナーキックなどプレースキックに関して、ラグビー選手から着想を得ていると語った。
「プレースキックはラグビーのゴールキックを参考にしている。ジョニー・ウィルキンソン(元イングランド代表のキックの名手)もそうだったけど、ラグビーのキッカーはボールを蹴る前に決まった動作をするよね? だから、ラグビーの試合を見る時はいつも、キッカーのステップや距離の取り方、呼吸の整え方なんかをとくに注意して見ているんだ。僕もルーティンを見つけようと思ってね。これまではセットプレーのたびに異なるアプローチで蹴っていたんだけど、アカデミー・ディレクターのアレックス・イングルソープから『固定してみたらどうだ?』っていう指摘を受けてね。ハリー(ケイン)もペナルティーキックのときは、必ず細かくステップを踏んでから蹴っている。良いキックにつながるなら、自分も積極的に取り入れてみようと思っているよ」
ワールドサッカーダイジェスト最新号のインタビューでは他にも、トップチーム昇格当時の思い出、逆サイドのSBであるアンドリュー・ロバートソンとの関係、ユルゲン・クロップ監督の指導など、様々なことを語っている。
構成:ワールドサッカーダイジェスト編集部
「サッカーをやったことがある人ならわかると思うけど、足がボールにうまくミートすると、あまり当たった感触がなくて、いい音がするんだ。だから、ジェラードのキックの音を覚えて、『自分でもあの音が出せるように』って必死に努力したものだよ。天性の才能も大事だけど、それがすべてではない。向上心を持って課題に取り組めば、能力は飛躍的に伸びるはずだからね」
さらに現在は、フリーキックやコーナーキックなどプレースキックに関して、ラグビー選手から着想を得ていると語った。
「プレースキックはラグビーのゴールキックを参考にしている。ジョニー・ウィルキンソン(元イングランド代表のキックの名手)もそうだったけど、ラグビーのキッカーはボールを蹴る前に決まった動作をするよね? だから、ラグビーの試合を見る時はいつも、キッカーのステップや距離の取り方、呼吸の整え方なんかをとくに注意して見ているんだ。僕もルーティンを見つけようと思ってね。これまではセットプレーのたびに異なるアプローチで蹴っていたんだけど、アカデミー・ディレクターのアレックス・イングルソープから『固定してみたらどうだ?』っていう指摘を受けてね。ハリー(ケイン)もペナルティーキックのときは、必ず細かくステップを踏んでから蹴っている。良いキックにつながるなら、自分も積極的に取り入れてみようと思っているよ」
ワールドサッカーダイジェスト最新号のインタビューでは他にも、トップチーム昇格当時の思い出、逆サイドのSBであるアンドリュー・ロバートソンとの関係、ユルゲン・クロップ監督の指導など、様々なことを語っている。
構成:ワールドサッカーダイジェスト編集部