「2、3人に囲まれても崩す自信がある」C大阪のニュードリブラー坂元達裕に注目

2020年01月13日 多田哲平(サッカーダイジェスト)

「サポーターのみなさんをワクワクさせたい」

プロ2年目でJ1にステップアップ。坂元は新天地でさらなる飛躍を誓う。写真:田中研治

 セレッソ大阪は1月12日、2020年シーズンの新体制記者会見を行なった。今季から加わるニューフェイス18名のうち、この日は11名が登壇した。

「しっかりと目に見える結果を残して、チームの勝利に貢献できるように全力で戦いと思います」

 そう意気込み新天地での活躍を誓ったのが、モンテディオ山形から完全移籍で加入した坂元達裕だ。

「セレッソは個人の力が高い。自分もそのなかでプレーして、成長できると思いますし、チャレンジしたいという想いで決めました」と移籍の理由を語る坂元の最大の持ち味は推進力。素早い動き出しでボールを呼び込み、キレのあるカットインでゴールに迫る。

 東洋大を卒業して迎えたプロ1年目の昨季、山形でリーグ全42試合に出場し、7得点とブレイク。チームの上位進出の原動力となった。
 
 打開力のあるアタッカーを探していたC大阪にとっては打ってつけの人材だ。昨季採用していた4-4-2システムでは、左右のサイドハーフとして計算が立つ。「特に左利きが欲しかった」という梶野智チーム統括部長が「水沼(宏太)が出る出ないにかかわらず、獲得を目指していた」と明かしている。

 坂元自身、強みを最大限に生かす覚悟で、「自分はドリブルが武器なので、2、3人に囲まれても崩していく自信はある。サポーターのみなさんをワクワクさせたいと思います」と気合いを口にする。

 ステップアップを果たしたプロ2年目、さらなる飛躍を遂げるか。成長著しい23歳のドリブラーに注目したい。

取材・文●多田哲平(サッカーダイジェスト編集部)

【C大阪 新体制PHOTO】豊川、坂元など18人の新加入選手のうち11名が登壇!!

次ページ2020年シーズンメンバーリスト。坂元の背番号は…

みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事