2年ぶりJ復帰の豊川雄太がベルギーからC大阪入りを決めた理由「セレッソなら…」

2020年01月12日 多田哲平(サッカーダイジェスト)

「セレッソにはたくさん上手い選手がいますから」

「結果を出す」と力強く宣言。ベルギーでの成長を証明したい。写真:田中研治

「ベルギーのオイペンから来ました、豊川雄太です。しっかりと結果を出します」

 今季セレッソ大阪に加入した豊川は、力強く挨拶をした。

 Jリーグでのプレーは2年ぶりだ。2018年に岡山からオイペンに移籍してからはベルギーリーグで研鑽を積んできた。初年度には最終節で3得点・1アシストを決め、チームを降格の窮地から救い、2年目の18―19シーズンにも7得点と主力として働いた。

 3年目の19―20シーズンは途中出場が多く1得点に留まっていたが、欧州に飛び出す前と比べ、逞しさが増しているのは間違いない。さらに現在25歳と働き盛りなのも魅力だ。

 そんな豊川が新たな活躍の場に選んだのは、古巣の鹿島でも、レギュラーとして活躍した岡山でもなく、C大阪だった。

「セレッソなら優勝できると思ったから」
 
 豊川がC大阪入りを決めた理由は単純明快だ。Jリーグ制覇を果たすため。このチームなら頂点に立てると本気で考えている。

 もちろん、そのために力を尽くす覚悟もできている。

「ゴールを取るということだけ。セレッソにはたくさん上手い選手がいますから、僕自身はよりゴールを取ることに集中できると思っています」。

 2年間の欧州生活で、CFを任されるなどプレーの幅は広がり、得点力には磨きがかかった。

「大きな相手とやってきましたし、より動き出しの部分で考えるようになった。そこらへんは見てほしいです」

 セレッソ優勝の切り札となるか。ベルギー帰りのアタッカーに注目したい。

取材・文●多田哲平(サッカーダイジェスト編集部)

【C大阪 新体制PHOTO】豊川、坂元など18人の新加入選手のうち11名が登壇!!
 

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