「失望したね」ランパードが恩師モウリーニョに反論!ソン・フンミン退場騒動で自軍DFが皮肉られ…

2019年12月25日 サッカーダイジェストWeb編集部

リュディガーのリアクションが問題視され…

恩師モウリーニョに2-0で勝利したランパード監督が試合後の騒動について言及した。(C) Getty Images

 恩師の発言に、チェルシーのフランク・ランパード監督は黙っていなかった。

 12月22日のプレミアリーグ第18節では、トッテナムのソン・フンミンがチェルシーのアントニオ・リュディガーに報復行為を働いたとして一発退場となったことが騒動につながった。ソン・フンミンやリュディガーに対する人種差別という問題も発生している。

 トッテナムのジョゼ・モウリーニョ監督は、ビデオアシスタントレフェリーの介入でソン・フンミンが退場になったことを批判した。リュディガーに対する人種差別を糾弾したうえで、ソンの行為に対するリュディガーのリアクションを問題視。「立ち上がって男らしくプレーする」のがプレミアリーグと訴えた。

 だが、英衛星放送『Sky Sports』によると、ランパード監督は「(人種差別という)大変なことに関してリュディガーが試合後に(SNSで)投稿しなければいけないという時に、彼の誠実さを問題視することには失望する」とコメント。現役時代にチェルシーで師弟関係にあったモウリーニョに反論している。

「試合後にわたしが聞いたのは、普遍的にソン・フンミンのことはレッドカードだというものだった。残忍な行為ではなかったが、現代ではレッドカードとなる本能的な行為だった。わたしはリュディガーの誠実さを問題視しない。だから、わたしは強く彼を擁護する」
 

 また、ランパードは「試合後に少しリュディガーと話したが、1対1でじっくりは話していない」と続けた。

「彼のSNS投稿を見たが、心からのものだったと思う。彼が強く感じていることだ。こういうことに関して、わたしは選手たちの味方だということを彼らには分かっていてほしい」

 トッテナムはソンに対するレッドカードの処分を取り消すように異議を申し立てたが、12月24日(火)にこれは却下された。今回の一件は、今後の両クラブと両監督の関係にどう影響するのだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

【動画】ソン・フンミンがリュディガーを蹴りつけた決定的シーンはこちら

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