ELのベスト32が決定!ポルトやフランクフルトなど日本人選手所属チームの勝ち抜けは?

2019年12月13日 サッカーダイジェストWeb編集部

鎌田が2試合連続ゴール

ラカゼット(中央)のゴールなどで2点のビハインドを追いついたアーセナル。フランクフルトとともにF組を突破した。(C) Getty Images

 現地時間12月12日、ヨーロッパリーグ(EL)のグループステージ最終節が欧州各地で行なわれた。

 最後の最後まで分からないスリリングな展開となったのが、グループFだ。長谷部誠と鎌田大地が所属する2位のフランクフルトは、ポルトガルのギマラエスとホームで対戦。1-1で迎えた38分、フィリップ・コスティッチのクロスに、中央に走り込んだ鎌田が合わせ、勝ち越しに成功する。日本代表MFはこれが2戦連発弾となった。

 しかし、85分、87分と立て続けに失点を喫して2-3で敗戦。他会場で2-0とアーセナルをリードしていたスタンダール・リエージュがこのまま勝てば敗退の危機だったが、このベルギーの雄も終盤に崩れて2-2のドロー。アーセナルが首位、フランクフルトが2位での勝ち抜けが決まった。

 全4チームが突破の可能性を残す混戦となったG組では、中島翔哉がベンチ入り(出番はなし)したポルトがフェイエノールトとの撃ち合いを制して、3-2で勝利。ヤングボーイズと1-1で引き分けたレンジャーズを抑えて、首位でノックアウト・ラウンドに駒を進めている。

 オーストリアのヴォルフスベルガーをホームに迎えたローマは、主砲エディン・ゼコのゴールで一時は勝ち越したものの、2-2のドロー。それでもこの1ポイントがモノを言い、ボルシアMGを終了間際にうっちゃったバジャクシェヒルとともに、J組突破を決めた。一方、同じ町のライバルであるラツィオは、敗退が決まっているレンヌに0-2で敗れ、32強入りの夢が絶たれた。

 なお、すでに敗退が決定しているPSVはローゼンボリと1-1とドロー。堂安律はメンバーから外れた。同じく前節終了時点で32強入りの望みが絶たれているパルチザンは、浅野拓磨の2試合連続ゴールなどでホームでのアスタナ戦に4-1で快勝。同じL組で、ともに決勝トーナメント進出が決まっているマンチェスター・ユナイテッドとAZの一戦は、メイソン・グリーンウッドの2ゴールなどで前者が4-0の大勝。後者の菅原由勢は右ウイングで先発し、68分までプレーした。

 また、前節終了時点で久保裕也がプレーするヘントと勝ち上がりと、西村拓真が所属するCSKAモスクワの敗退もそれぞれ決まっている。

 グループステージを勝ち抜いた32チームは以下の通り(各組の上が1位、下が2位)。決勝トーナメントのドローは12月16日に決定する。

【A組】
セビージャ
APOEL

【B組】
マルメ
コペンハーゲン

【C組】
バーゼル
ヘタフェ

【D組】
LASK
スポルティング

【E組】
セルティック
CFRクルージュ

【F組】
アーセナル
フランクフルト

【G組】
ポルト
レンジャーズ

【H組】
エスパニョール
ルドゴレツ

【I組】
ヘント
ヴォルフスブルク

【J組】
バシャクシェヒル
ローマ

【K組】
ブラガ
ウォルバーハンプトン

【L組】
マンチェスター・ユナイテッド
AZ

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 

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