「あれで大怪我になっていたら…」橋岡大樹が“カンフーキック”を振り返る「レッドなんじゃないかなと思ったけど」

2019年12月12日 多田哲平(サッカーダイジェスト)

「見返したらすごくクリーンヒットしていましたね」

中国戦で頭部直撃の飛び蹴りを食らった橋岡。痛みが残っているのは心配だが、プレーに支障はないようだ。写真:茂木あきら(サッカーダイジェスト写真部)

 E-1選手権に参加中の日本代表は12月12日、韓国の釜山でトレーニングを行なった。気温2度を下回る寒空の下、第1戦の中国戦(2-1で勝利)に先発したメンバーはコンディション調整に努めた一方、それ以外の選手は第2戦の台湾戦に向けて戦術面を確認した。

 1戦目で頭部に痛烈な飛び蹴りを食らった橋岡大樹も無事にトレーニングに参加。ところが本人に訊いたところ、2日が経った今もまだ、首に痛みが少し残っているという。
 
「試合後あのシーンがすごく話題になっていて、見返したらすごくクリーンヒットしていましたね。僕もあの場面で、レッドなんじゃないかなと思ったんですけど、それは審判が決めたことだし、審判を信頼していたので、何も思いませんでした。(判定はイエローカードの警告のみだった)

 危ないプレーだったかもしれないですけど、両チームが必死にやっているからこそ、ああいうプレーが生まれてしまったのかなと思う。あれで大怪我になっていたら残念だったかもしれないですけど、今のところは全然大丈夫ですし、なによりも大事に至らなかったのでよかったです」

 ひとつ間違えば大事故にもつながっていたかもしれないシーンを、審判にも相手選手にも配慮しながら笑って振り返る様子に、男気を感じさせた。

 そんな橋岡は、すでに意識を次戦に向けている。「次の香港戦、いい準備をして、出たらいいプレーができるように準備をしたい」と意気込みを語った。

取材・文●多田哲平(サッカーダイジェスト編集部)

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